ベーブ・ルース以来97年ぶりの記録が生まれた。ユーティリティ・プレーヤーによって
7月24日、「7番・二塁」として先発出場したキーケー・ヘルナンデス(ロサンゼルス・ドジャース)は、14回裏からライトへ回ったのに続き、16回裏はマウンドに上がり、サヨナラ3ラン本塁打を打たれた。スタッツ社によると、同じ試合で、内野と外野を守り、登板して3点以上を失ったのは、1921年10月1日のベーブ・ルース以来だという。ユーティリティ・プレーヤー――ツイッターのプロフィールによれば「スーパー・ユーティリティ」――のキーケーは、今シーズンも7ポジションを守っているが、これまではマイナーリーグでも登板したことがなかった。
ルースはレフトと一塁を守った後、4イニングを投げた。最初のイニングに6点を失って同点にされたものの、チームはサヨナラ勝ちを収め、ルースには白星がついた。一方、キーケーは負け投手に。ルースの4打数1安打に対し、キーケーは7打数0安打だった。
もっとも、キーケーは落ち込んではいないようだ。「やれやれ……年俸調停に役立つと思ったんだけと……裏目に出ちゃった! OKバイバイ! また明日!」とツイートした。
ルース以来ではないが、キーケーは昨年もルースと肩を並べている。リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第5戦で3本のホームランを放ち、ルース(1928年)、レジー・ジャクソン(1977年)、アダム・ケネディ(2002年)、エイドリアン・ベルトレー(2011年/テキサス・レンジャーズ)に続き、ポストシーズンのクリンチ・ゲームで3本塁打を放った5人目の選手となった。