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1勝1敗のCSファースト・ステージは○●と●○のどちらが第3戦に勝っているのか

宇根夏樹ベースボール・ライター
和田毅 MAY 31, 2015(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 セ・リーグは、阪神タイガースと広島東洋カープが、クライマックス・シリーズ(CS)のファイナル・ステージで対戦する。ファースト・ステージは、広島東洋が2試合続けて横浜DeNAベイスターズを破った。

 一方、パ・リーグのファイナル・ステージのマッチアップ、オリックス・バファローズの相手は、まだ決まっていない。ファースト・ステージの第1戦は千葉ロッテ・マリーンズが白星を挙げ、第2戦は福岡ソフトバンク・ホークスが勝利を収めた。

 2試合を終え、1勝1敗となったCSの第1ステージ/ファースト・ステージは、今年のパ・リーグが18度目。過去17度の第3戦は、2位の勝利が7度、3位の勝利は10度となっている。今年は、千葉ロッテが2位、福岡ソフトバンクは3位だ。レギュラーシーズン最後の試合に、それぞれ、福岡ソフトバンクが敗れ、千葉ロッテが勝ったことで、順位が入れ替わった。

 一方、第1戦と第2戦の勝敗ごとに分けると、今年の千葉ロッテと同じ○●のチームが第3戦に勝ったシリーズ(○●○)は13度を数えるのに対し、今年の福岡ソフトバンクと同じ●○のチームが第3戦に白星(●○○)は4度しかない。

筆者作成
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 千葉ロッテは、1勝1敗となった3度、2007年、2013年、2015年のいずれも、第3戦に勝利を収めている。3シリーズとも○●○だ。今年の第3戦に勝つと、これまでと同じパターンになる。

 福岡ソフトバンクは、1勝1敗が過去4度。そのうちの3度は、第3戦に勝っている。2007年が●○●、2012年と2018年が○●○、2019年は●○○だ。今年の場合、2007年と同じだと敗退、2019年と同じなら勝ち上がりとなる。2007年の相手は千葉ロッテ、2019年は東北楽天ゴールデンイーグルスだった。

 第3戦の先発マウンドには、小島和哉和田毅が上がる。2人とも、早稲田大出身の左投手だが、年齢は15歳違う。小島は27歳、和田は42歳だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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