新NISA・成長投資枠は危険?
新NISAが始まり、投資をする方が徐々に増えてきましたね。
インスタグラムのフォロワーさんから、先日するどい質問が...!
投資初心者さんが始めやすいのはNISAのつみたて投資枠からだよ、という話をしたら「その理由は?成長投資枠って危険なの?」って聞かれました。
結論からお話しすると、成長投資枠=危険ってことではありません。
ですが成長投資枠を使うには、ある程度の知識&意思決定が必要なので「どちらから始めるか?」と聞かれたらつみたて投資枠の方が始めやすいかなと思っています。
ということで、今回は新NISAの成長投資枠についてもう少し深掘りして解説したいと思います!
◆なぜつみたて投資枠から使うのか
【成長投資枠は「自由度が高い」からこそ難しい】
新NISAの成長投資枠はより自由度が高い投資枠。
守りの投資・攻めの投資・どちらもバランスよく取り入れた投資…など、様々な買い方ができます。
ただ、この「自由度」が初心者さんにとって最大のハードルになるんですよね。
なぜかというと商品選び〜買うタイミングなど、すべてを自分で意思決定する必要があるから。
具体的に言うと、
- 今の自分の全体資産を確認
- 買うべき投資商品を決める(投資信託、株、REITなど無数の商品から選ぶ)
- 買うタイミングを決める
- いくら買うかを決める
このような決定を全て自分ですることが求められます。
となると…「何を買うべき?」「いつ買うべき?」っていうことが自分で判断しづらい初心者さんのうちは、ちょっと難しく感じるのかな…ということが分かるのではないでしょうか。
【積立投資枠は「一部の投資信託・ETFのみ」】
一方、つみたて投資枠は、金融庁が定めた一定の基準を満たした投資信託やETFが中心。個別株やREITなどは含まれません。
選べる銘柄数も成長投資枠より少ないため、比較的選びやすい環境でスタートすることができます。
ランキングが掲載されている証券会社もあるので、迷った時は「どんな商品が人気なのかな?」とチェックすることができるのも嬉しいですよね!
(とはいえ分散性が低い投資信託や値動きの幅が大きい商品も含まれているので、「適当にどれか一つ選べば大丈夫!」という訳ではないのでこの点は注意。)
そして最初に積立設定をしてしまえば、積立解除をするまでずっと自動で投資がされるため、買い時を探るようなメンタル的な負担もかなり少なくて済みます。
◆成長投資枠は、積立投資よりも知識&意思決定が必要な投資
そもそも投資は、経済のプロが一生懸命チャートを読んで見通しを立てても、普通に外れるもの。
「失敗や損失が怖いから、じっくり見極めて買い時を…」って待っている初心者さんもいるかもしれませんが、そもそも買い時を100%当てるなんてことは無理なんです。
なので、設定しておけば毎月自動的に積立できて、少額でもOKで、比較的投資対象を選びやすいつみたて投資枠を先に使うのが無難!ということなんですね。
とは言え、もちろん成長投資枠を先に使いたい明確な理由(個別株を買って、株主優待をもらいたい等)があるなら、先に使うのも全然アリです♪
なので、今から投資を始めたい初心者さんは…
- 自分が成長投資枠を使う理由があるかを考える
- 特にないのであれば、つみたて投資枠からのスタートが無難
この考え方で、自分に合った投資を探してみてくださいね〜!