「全試合の95%以上に出場」のシーズンを継続中の選手たち。最長は連続出場中の浅村栄斗ではなく…
昨シーズン、全試合の95%以上に出場した選手は、セ・リーグに11人、パ・リーグには13人いた。143試合×95%=135.85試合なので、出場136試合以上の選手だ。
この計24人のうち、10人は、2020年の出場率も95%以上だった。こちらは、114試合(120試合×95%)以上の出場だ。彼らは、シーズン出場率95%以上のストリークを継続している。
ストリークが最も長いのは、鈴木大地(東北楽天ゴールデンイーグルス)だ。一軍2年目の2013年から昨年まで、9シーズン続けて95%以上の試合に出場している。
それに次ぐのは、鈴木とチームメイトの浅村栄斗。こちらは、7シーズン連続だ。ストリーク2年目の2016年からは6シーズン続けて全試合に出場していて、2015年8月8日以降の42試合を含め、史上9人目の1000試合連続出場まで、あと123試合としている。
ただ、2018~20年に3シーズン連続で30本を超えたホームランが、昨シーズンは18本と激減した。どこかで、途中出場もなしの休みを挟むというのも、連続出場のストリークは途切れることになるが、一考すべきかもしれない。
ちなみに、鈴木と浅村のストリークは、どちらも2球団にわたる。鈴木は2019年まで千葉ロッテ・マリーンズ、浅村は2018年まで埼玉西武ライオンズでプレーしていた。
出場率95%以上を5シーズン以上続けている選手は、この2人の他にはいない。だが、大島洋平(中日ドラゴンズ)は、2012~21年の10シーズン中、死球による骨折で出場119試合の2017年(出場率83.2%)を除き、9シーズンが出場率95%以上だ。このスパンの出場1372試合は、浅村の1352試合と鈴木の1324試合を上回る。