【富士宮市】癒すい場所ありますか?誰でもむかい入れてくれる森のような場所『Forestravel』…
良く通る青木平や内房から宍原に抜ける道にある、『森の力をみらいのみんなに』と書かれた看板。
木が道にまで生い茂り暗くて狭い道が、だんだんと明るくなっていくのを目の当たりにしていたので、いつかお会いしてお話を聞きたいと思っていた整備者のフォレストラヴェルさんに、この度念願の取材となりました。
精進川にあるFORESTRAVELさんの事務所で、待っていてくれたのは代表の北里さん。
林業をやっている方だから、勝手にハイジのおじいさんみたいなイメージを持っていましたが、想像していた人物像とはまるでかけ離れていて驚きました。
木々がひしめき合ったままで暗く乏しい手入れが遅れている森に光が入るよう計画し、伐採した木は、なるべく木材として搬出、森の木に旅してもらう。それがフォレストラヴェルの使命だと話してくれました。
『ゴミゼロ大作戦』という活動もしていて、上野中学校に『ゴミ拾いを手伝ってください!』というチラシを配ったところ、日曜日に6名の生徒さんたち、親御さんや先生方が参加してくださったそう。
そしてこのことを学校で課題に挙げてくれて次は学校からお誘いを受けているんだと嬉しそうに話してくれました。
森を大切にする地域づくりを目指した活動もされているんです。
無造作に捨てられたゴミを見て心が痛んでも、活動の発端がないとなかなかできないものですよね。
上野中学校のみなさんやフォレストラヴェルから『ゴミゼロ大作戦』がもっと多くの人達に広がって欲しいと心から思いました。
まだ準備中ですが、カフェ、ゲストハウスもOPEN予定なんだとか。
横に流れる小川のせせらぎで、心が洗われるよう。
ゲストハウス横のシャッターには素敵なアートが描かれていました。このアートを描いた瀬里奈さん、『この絵はまだ未完成でここを訪れた子どもたちと一緒に仕上げていきたい』と話してくれました。
ゆったり過ごせる環境で、学校や家に居場所がない人や、しがらみでがんじがらめになっている人たちのサードスペース、いやすい場所になればと話してくれました。
また農福連携と同じように林福連携もできないかと考えているそう。ひきこもりや社会復帰できないはざまの人達にむけてカリキュラムも用意されています。
今まで手入れをされていなかった暗く乏しい森に、光を入れると森は元気を取り戻していく…それは人も同じではないでしょうか。暗く日の当たらない場所にいたら、感情は乏しく気持ちは暗くなる一方です。癒しのあるいやすい場所で自分らしく生活できたら、きっと人生も変わるのではないでしょうか。
カフェ、ゲストハウスは準備中ですが飲み物を持参して、この場所でゆっくりと過ごして下さいという北里さん。
地域の森だけでなく、ひきこもっている人、何かに躓いている人、何かを心配している人たちにも光を差し込ませてくれそうです。
「いやすい場所」=「癒す 良い 場所」そんな風に思えて、思わず「癒すい場所」と頭の中で変換している自分がいました。
株式会社 フォレストラヴェル
富士宮市精進川45番地の2