【名古屋市】地元ライター厳選!『何だか良い...!!』王道&穴場感も満載「名城沿線のベストスポット」
名古屋を走る路線に合わせて、地元ライターのおすすめスポットをピックアップしてみようという本企画。今回は名古屋市営地下鉄・名城線からご紹介します。
名城線のテーマは、王道スポットに加えて「何だか良い...!!」という穴場感満載のスポットが多い点です。筆者イチオシのマニアックなスポットも交えてご紹介します。
【名城公園】名城公園(北区)
名城線の由来にもなっている「名城公園」。名古屋城を中心とした城址公園で、名古屋市中区二の丸や三の丸から北区名城にまたがって位置しています。
園内は、せせらぎの流れる広々とした芝生広場を中心におふけ池、四季の園、名城公園フラワープラザなどから構成されています。中でも一番の見どころが、春に「広場(南遊園)」から眺める桜と名古屋城のコラボレーションです。
北側のお堀にかけて一部の区間、天守閣に寄り添うように桜が咲き誇ります。一本が大きく、とても見応えがありますよ。城の外なので、入場料がかからないのも嬉しいポイントです。
また運が良ければ、お堀で白鳥が見られることも!春になって暖かくなってきたので、とても気持ち良さそうに泳いでいました。
<名城公園 広場(南遊園)>
住所:愛知県名古屋市北区名城1丁目1
アクセス:地下鉄名城線・名城公園駅から徒歩約10分
桜の見頃:3月下旬〜4月上旬
【伝馬町】あつた蓬莱軒本店(熱田区)
名古屋めしの代表格である「ひつまぶし」。その発祥のお店が、熱田神宮から近い場所にある「あつた蓬莱軒本店」さんです。
創業当初から継ぎ足し続けている秘伝のタレや、備長炭で焼き上げる職人の技など、今なお伝統の味わいが守り抜かれています。全国でもっとも並ぶ鰻屋さんとしても知られており、開店直後に訪れて予約をするのがベターです。
おひつの中を四等分に分けて一膳目はスタンダードな鰻重、二膳目は薬味を添えて、三膳目はお茶漬けにして、そして最後はお好みの食べ方で食べるのが美味しい召し上がり方。
あつた蓬莱軒さんの鰻は、外側はカリッとしていて中はふっくらとしているのが特徴。炭火焼きの香ばしさを纏い、そこに絶妙に濃く甘い味付けのタレが絡みます。一度食べたら忘れらない、圧倒的な満足感と高級感です。
<あつた蓬莱軒本店>
住所:愛知県名古屋市熱田区神戸町503
営業時間:11:30~14:00(L.O.)、16:30~20:30(L.O.)
定休日:水曜(祝日は営業)と第2・4木曜日
電話番号:050-5596-7539
アクセス:地下鉄名城線・伝馬町駅から徒歩約5分
【自由ヶ丘】うどんのいなや(千種区)
地下鉄名城線・自由が丘を降りてすぐ、マックスバリューの横にある「うどんのいなや」さん。創業約40年の老舗で、地元に根付くうどん屋さんです。
メニューがとにかく豊富で、麺をうどんやきしめん、そば、中華そばなどから選べます。一番人気はカレー味の中華そば、通称「カレー中」。一方で、名古屋ならではの八丁味噌を使ったメニューもおすすめです。
筆者イチオシは「みそころきし」。特に暑い夏には、味噌の味わいが濃く、清涼感とともにいただける"ころ"が最高です。モチモチとした幅広のきしめんを思いっきり啜るのは至福のひととき。
大盛りにしても700円台というリーズナブルな価格設定も魅力と言えるでしょう。このお店に寄りたいがため、自由ヶ丘へ行くこともしばしば。
<うどんのいなや 自由ヶ丘店>
愛知県名古屋市千種区自由ヶ丘3-2-27 シティコーポ自由ヶ丘 1F 自由ヶ丘プラザ
電話番号:052-762-0178
営業時間:(月、火、金、土)10:30~19:00(水、木、祝日)10:30~16:00
定休日:日曜日 ※月曜が祝日の場合は休業
予算:700円以内
アクセス:地下鉄名城線・自由ヶ丘駅からすぐ
【瑞穂運動場東】山崎川四季の道(瑞穂区)
瑞穂区の「山崎川 四季の道」。約2.5kmの川沿いには、約600本ものソメイヨシノが咲き誇ります。名古屋を代表する桜名所の一つです。
特徴は、川幅が狭く、適度にカーブを描いており、道中にたくさんの橋が架けられていること。この二つが相まって、桜に包まれるような空間と、見応えのある景色変化が続きます。
中でもオススメなのが「鼎小橋(かなえこはし)」近くの風景。山崎川の中でももっとも古い桜が華やかに咲き誇ります。川幅も狭く、桜が密集しているのがポイント。
望遠レンズを構えながら、自分なりの感性で春らしい風景を切り取るのが楽しいです。桜が終盤となる4月上旬には、ふわっと巻き起こる桜吹雪に心洗われます。
<山崎川 四季の道>
住所:愛知県名古屋市瑞穂区山下通(石川橋から落合橋までの約2.5km)
アクセス:地下鉄桜通線・瑞穂区役所駅から徒歩で約10分
桜の見頃:3月下旬〜4月上旬
【本山】名古屋大仏(千種区)
千種区にある桃厳寺。その一角に佇んでいるのが「名古屋大仏」です。境内を進むと、突如現れる緑の大仏さまの存在感に圧倒されてしまいます。
そんな大仏さま。なぜ作られたのだろう?と思うのですが、その背景には壮大な計画がありました。実は、1988年夏季オリンピックの開催地に、名古屋市が立候補していたため、開会式に合わせて大仏の建立・開眼供養を行なう計画が立案されたのです。
結局、開催地はソウル(韓国)に決まり、実現しなかったものの、桃厳寺に安置されることになりました。
今では、まるで異世界へワープしたような不思議な雰囲気を醸し出す、名古屋のパワースポットとして密かに知られています。異世界への導線となっている桃厳寺の境内もぜひ散策してみてください。
<名古屋大仏>
住所:愛知県名古屋市千種区朝岡町2丁目41
アクセス:地下鉄・本山駅の6番出口から徒歩5〜10分
いかがでしたでしょうか?名古屋の環状線とも言える、王道スポットをつなぐ名城線。しかしその中に、ちゃんとディープなスポットも点在していたりして、意外と聞き慣れない名前の駅で降りるのも面白いというもの。
深掘りしがいのある名城線!ぜひ自分ならではの視点で町歩きを楽しんでみてください。