靴をそろえない子に効果的だった!学校の先生が実践した3つの声かけ
子どもが靴をそろえない。ささいなことですが、とても気になりますよね。でも、ちょっとした声かけで子どもの行動は変わります。今日は、小学校の先生の立場から、具体的な方法を3つご紹介します。
1.一緒にやる
玄関をきれいにすることは、家族のためのお手伝いです。しかし、なかなかできない子もいます。そういうときは、一緒にやると効果的です。
効果的な声かけ①
「玄関をきれいにするのは、おうちのお手伝いだよ。一緒にやろうね。」
最初は自分で靴をそろえることができないので、最低3回は一緒にそろえてあげます。きれいにそろえることができたら、「とっても上手に靴をそろえたね!」と褒めてあげましょう。
NGな声かけ①
「また靴をそろえないの?」
この声かけはとても冷たい印象があり、子どものやる気につながりません。子どもはどんな時に靴を片付ければいいのかコツが分からないので、教えてあげましょう。
2.「役割」をつくる
子どもは自分の役割があると、責任感を持って行動します。
効果的な声かけ②
「君は玄関係のリーダーだよ。玄関の靴がどうなっているか見てきてくれる?」
「玄関の靴がそろえてなかったよ。」と教えてくれます。その時は、「リーダー!お願い!」と言ってみましょう。意外と張り切ってやります。子どもは「リーダー」などの言葉に弱いです。
NGな声かけ②
「いつも靴が散らかってるね。」
この言葉だと、なぜ散らかってしまうのかが子どもにはわかりません。「靴を脱いだときに、靴をそろえると簡単だよ。リーダー!」と、ここでも「リーダー」を使ってみるのもいいですね。
3.ゲームを取り入れる
遊びを取り入れると、子どもは夢中になって片付けます。
効果的な声かけ③
「靴を何秒でそろえることができるかな?よーい、ドン!」
子どもはゲーム要素に弱いです。特に、「ママと一緒にやろうか?」と言うと、意外と一緒にやってくれます。でも、タイミングが大事です。ちょっと暇そうな時に、言うとベストです。
NGな声かけ③
「もう、靴くらい自分でそろえなさい!」
気持ちはよくわかるのですが、これでは指示されてやるという感じになってしまいます。言われないと、自分から靴をそろえるようになりません。
まとめ
子どもの心に寄り添いながら、楽しく靴をそろえる声かけをしてみてください。きっと、玄関も心もスッキリするはずです。子どもが遊んでいるときやテレビを見ているとき、おやつを食べているときなど、何かをしている最中は、声かけの効果が半減します。少し暇そうにしている時などをねらって、声をかけてみてください。
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