投手として投げ、ホームランを打ち、外野も守り、勝利投手に。それでも98年前のルースには敵わない!?
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9月4日の試合で、マイケル・ロレンゼン(シンシナティ・レッズ)は、投手として投げ、ホームランを打ち、外野も守り、勝利投手となった。
スタッツ社によると、同じ試合で、白星を挙げ、ホームランを打ち、野手として守ったのは、1921年6月13日のベーブ・ルース以来だという。1世紀近く経ているだけでなく、最後がルースだったこともあり、インパクトは大きい。
もっとも、この日のロレンゼンと98年前のルースを比較すると、かなりの違いがある。
ロレンゼンはチーム3人目の投手として、7回表から出場した。2イニングを投げて1失点。ホームランを打たれて同点に追いつかれ、セーブ失敗を記録した。ちなみに、セーブ失敗は2登板連続だ。一方、先発登板したルースは、7人を歩かせ、5回表に4点を奪われて2点差に詰め寄られ、6回表に無死一、二塁としたところで降板したが、ホームランは打たれず、リードは保った。5.0イニングで自責点は3だ。
ロレンゼンは1打席に立ち、ホームランを打って、リードを1点から3点に広げた。それに対し、ルースはホームランを2本打ち、3打点を挙げた。3打数2安打、2四球。1回裏の四球は、敬遠だった。
投手としては、どちらも今ひとつだったものの、ルースの方が長く投げた。打者としての働きも、ルースが上だろう。また、2人とも登板後はセンターを守ったが、ルースは6回表の途中から試合終了まで。ロレンゼンは9回表だけだった。