夏休みの宿題を早く終わらせすぎて大失敗。「真面目な子が陥りやすい罠」とは?
夏休みの宿題は、
- 夏休み序盤に早く終わらせるタイプ
- 計画的にコツコツ取り組むタイプ
- 夏休み終盤に焦って始めるタイプ
といった感じで子どもによっていろんな取り組み方がありますが、実は「早く終わらせることが良い」とは一概に言えません。
私も学生時代、夏休みの宿題をいち早く終わらせるタイプでしたが、実はそれによって大きな失敗をしたことがあります。
そこで今回は、夏休みの宿題を早く済ませてしまうことにおけるデメリットについて解説していきます。
夏休みの宿題を早く終わらせるのはなぜNG?
真面目な子ほど「夏休みの宿題は早く終わらせよう!」と頑張って数日間で終わらせてしまうもの。
私も学生時代、このタイプでした。
しかし、この行動によって夏休み明けに損をしてしまうということに後から気づいたのです。
それは、夏休みが終わって学校へ行くと、「夏休み明けテスト」が必ずあったから。
夏休み明けテストの出題範囲は学校にもよりますが、夏休みの宿題の内容になっていることがほとんどです。
私の場合、「とにかく宿題を早く終わらせること」を目標としていたため、夏休みが始まってから1週間程度でほとんど終わらせていました。
その結果、テストまで約1ヶ月ほど空いてしまい、せっかく宿題で勉強したこともほとんど忘れてしまっていたのです。
もちろん、テストでも思うような結果は出せず。
とても後悔した思い出があります。
上手な宿題の進め方
夏休み中の宿題は計画的に進めるのが一番良いですが、家族旅行などもあってそうもいきません。
しかし、前半にすべて終わらせてしまうと、夏休み明けには勉強した内容がすっぽり抜けてしまうこともあります。
そのため、まずは「読書感想文」や「自由研究」など、テストとは関係のない課題から取り組むのがおすすめです。
そして、国語・数学といった学習系の宿題をその後に始める方が良いでしょう。
夏休みの宿題で勉強した内容を夏休み明けテストや2学期の学習に上手に繋げたいなら、以下の2パターンで宿題を進めるのがおすすめです。
毎日コツコツ取り組めるタイプ
1日1ページなど計画的に少しずつ進める
宿題をやる日とやらない日があるタイプ
- テストに関係のない宿題を夏休み前半に終わらせる
- テストに関係のある宿題を夏休み後半に終わらせる
今からできる夏休み明けのテスト対策は?
宿題を早く終わらせてしまった人は、実は夏休みが終わるギリギリで宿題を終わらせた人よりも学習内容が薄れてしまっている可能性があります。
そのため、終わってしまった宿題をもう一度パラ読みでも良いため、テスト前に見返しておくと良いでしょう。
また、間違ってしまった問題に関しては、ノートなどに解き直したりまとめたりするとより効果的です。
夏休みの宿題は、終わらせることが目的ではありません。
長期的な休みになることから、
- 学習習慣が崩れないようにする
- 学習内容を定着させる
といった意味があります。
また、夏休み明けテストは
- 学習がどれだけ定着したか
- 1学期に学習した内容を忘れていないか
をチェックする目的があるのです。
宿題を早く終えた人も、もう一度復習して、2学期に良いスタートを切れるようにしましょう。