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刺身は危険!生食注意の魚5選とそのリスクとは?

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日本では古くから親しまれてきた魚の食べ方である刺身ですが、実は生で食べるとリスクが高い魚がいるのをご存知でしょうか?

そこで今回は、そんな生食で注意が必要な魚を5つ紹介します。

その① アナゴ

一つ目の魚はアナゴです。

アナゴといえば天ぷらや煮穴子が有名で馴染のなる魚ではあるものの、刺身で食べたことのある方は少ないのではないでしょうか?

それもそのはず、実はアナゴの血液にはイクチオへモトキシンという物質が含まれており、アナゴの血を大量に摂取すると下痢や嘔吐などの症状を引き起こすと言われています。

60度以上の熱を5分以上加えることで毒性は消えるため、加熱調理する分には問題はありませんが、アナゴを刺身で食べるのは避けた方が無難です。

また同じウナギ目であるウナギ、ウツボ、ハモ等の魚も血液に毒があります。

その② サバ

2つ目の魚はサバです。

サバは食中毒の非常に多い魚としても有名で、釣り人の間でも「刺身では食べない」という方も珍しくありません。

理由としては食中毒の原因として有名なアニサキスが寄生しやすいということに加え、不適切な環境で保管されたサバにはヒスタミン中毒を引き起こす可能性があります。

特にヒスタミンについては加熱調理しても毒性が失われることがないので、サバを持ち帰って食べる際には氷水でしっかり冷やすなどの注意が必要です。

その③ シイラ

3つ目の魚はシイラです。

シイラは夏に船釣りをしている時に釣れる派手な体色をした魚なのですが、生で食べる場合は注意が必要です。

というのもこちらのシイラ、先ほどのサバと同様にアニサキスのリスクがある上に

体の表面には腸炎ビブリオ菌が付着していることや、表皮粘膜毒を持つことなど、刺身で食べる場合のハードルはかなり高いです。

適切な処理をすればリスクを低減できるためお店などでは刺身で出されることもあるのですが、自分で釣って持ち帰った際には生食は避けた方が無難です。

その④ ホッケ

日本では一部の地域の方しか釣れることがないのですが、干物で有名なホッケも実は生食は避けた方が良い魚として知られています。

その理由は食中毒の原因として有名なアニサキスが寄生していることが多いから。

ホッケの刺身は独特の香りがあるものの、身自体は脂が多くて美味しいのですが、リスクが高いことを考えると干物などの加熱調理がよさそうですね。

その⑤ 淡水魚全般

5つ目は淡水魚全般です。

実は淡水は顎口虫や広東住血線虫など海に比べて比べ物にならないほど寄生虫のリスクが高いため、ニジマスやヤマメなどの有名な魚であっても自分で釣った魚を刺身で食べるのは避けた方が良いとされています。

ただ琵琶湖などの一部の場所では寄生虫のリスクが低いようで、淡水魚でも生食されることがあるようです。

今回は生食で注意すべき魚を5つ紹介しました。

紹介した魚はあくまで生食で注意すべき魚の一部ではあるのですが、魚を生食する際の参考にしてみてはいかがでしょうか?

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