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新!熱帯低気圧予報に注目 台風11号発生か 

三ヶ尻知子気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
ウェザーマップ 熱帯低気圧予報

熱帯低気圧の予報が今月9日から新しくなりました。

今回の熱帯低気圧の予報は新しくなってから初めての予報になります。

何が変わったの?

気象庁は、これまで24時間以内に台風に発達する見込みの熱帯低気圧の予報を、1日先までにしていましたが、今月から、5日先までの予報が開始されることになりました。今回、台風11号になる見込みである熱帯低気圧の予報は、新しくなってから初めての予報になります。

メリットは何か?

気象庁によると、台風接近時のタイムライン(防災行動計画)に沿った対応を効果的にするためということです。つまり、熱帯低気圧の段階で、5日先までの進路がわかるようになることで、早めのタイムラインをつくることが可能になりました。

なぜ5日先まで出来るようになったか?

これはスーパーコンピューターの計算能力の向上や数値予報技術の開発などの結果、熱帯低気圧の段階から進路や強度の予報精度が向上したためです。

フィリピン付近にある11号になるであろう熱帯低気圧は、週末にかけて大陸に進む予想です。今のところ日本に影響を及ぼす熱帯低気圧(台風のたまご)はありませんが、10月前半までは台風シーズンです。台風になる前の段階から、5日先までの予報が見られるようになった熱帯低気圧予報に注目です。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

1996年に気象予報士の資格取得。大分県出身。日本テレビ、NHKを経て、現在は、TBSテレビ気象キャスター。南国から雪国まで住んだ経験を活かし、主婦目線、母目線で天気を解説。著作に『わたしたちも受験生だった 気象予報士この仕事で生きていく』(遊タイム出版/共著)など

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