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勝てばなでしこリーグ1部昇格が決まるノジマステラ。2位エルフェンとの死力を尽くした90分間の結末は。

松原渓スポーツジャーナリスト
創設5年目で1部昇格を目指すステラ(C)松原渓

10月1日(土)。なでしこリーグ2部の昇格争いが大一番を迎えた。

首位のノジマステラ神奈川相模原(以下:ステラ)と、2位のちふれASエルフェン埼玉(以下:エルフェン)の一戦だ。

【見どころ】

なでしこリーグ2部は、シーズン18試合を戦い、1位のチームが自動昇格、2位のチームは1部の9位のチームとの入れ替え戦に回る。

今季はここまで無敗(13勝2分)で首位を走ってきたステラは、この試合に勝てば昇格が決まるという絶好の機会をホームで迎えていた。会場には今季のホーム戦最多の1812人が詰めかけ、テレビ神奈川でも生中継された注目の一戦である。

チーム創設5年目と比較的新しいチームながら、ステラはなでしこリーグの中でも独自のチームカラーを持つ。チームの母体でもある家電量販店のノジマで、選手が社員として働きながらプレーする実業団チームであり、アマチュア選手も多いなでしこリーグの中で、プレー環境の良さは1部のチームにも匹敵する。Jリーグでの監督経験もある菅野将晃監督の元、創設初年度に神奈川県女子サッカーリーグ3部を圧倒的な強さで優勝したステラは、2年目にチャレンジリーグ昇格(当時はリーグ2部にあたる※)。

2013年からの3年間は、上位に食い込みながらも昇格を逃し、昨年に至ってはリーグ戦2位で入れ替え戦に出場し、2−2と引き分けたものの、アウェイゴールの差で惜しくも昇格ならず。今季は4年目となる2部リーグで悲願の1部昇格を目指している。

※2012年のリーグのレギュレーションにより、地域リーグを経ずにチャレンジリーグ参入戦出場の権利を得て、「飛び級」の形でチャレンジリーグ昇格を決めた。

そして、今季は開幕から首位を独走。ここまでの15試合で42得点4失点と、失点の少なさも光る。

今季、早稲田大学から加入したCBの高木ひかりは、新生なでしこジャパンにも継続的に選ばれており、ステラの守備の安定に一役買っている。だが、何と言ってもチームの強みはその攻撃力。MF吉見夏稀やDF和田奈央子、MF川島はるなやMF田中陽子ら、U-20/U-23日本女子代表など各年代代表経験のある選手がそろい、少ないタッチでパスをつないで11人が連動するサッカーに結果も伴っている。

一方、2位のエルフェンは、2010年に1部に昇格して以降、降格と昇格を繰り返して2部と1部を行き来している。2部で戦う今季は安定した強さで首位のステラにぴったりと寄せてきた。現在11勝3分1敗で、首位との差は「5」。この大一番は、なかなか縮まらない差を自力で縮め、逆転優勝を引き寄せる大きなチャンスでもあった。

菅野監督の元で継続的にスタイルを築き上げてきたステラと違い、ここ数年は指揮官の交代も続いていたエルフェン。

テクニックに優れたMF伊藤香菜子、スピードとスタミナに定評のあるMF薊理絵、アフロヘアーが印象的なストライカーのFW荒川恵理子ら、なでしこジャパンでもプレーしたベテランを中心としたゲームコントロールも特徴だが、今季は元井淳監督の元、裏を積極的に狙った攻撃や、押し込んだ形で中盤を生かす攻撃に取り組んでいる。

両チームの今季の対戦成績は、合計3回対戦(リーグ戦1試合、カップ戦2試合)し、ノジマが1勝2分と勝ち越している。

両チームのスターティングメンバーは以下のようになった。

【ステラ】

FW        11南野亜里沙

MF  23ミッシェル パオ  8田中陽子  7川島はるな

MF      9尾山沙希 10吉見夏稀 

DF  15長澤まどか 6平野優花 19高木ひかり 2和田奈央子

GK         1ジェネヴィーヴ

【エルフェン】

FW      18鈴木薫子

MF 13吉谷茜音       7薊理絵

MF       10伊藤香菜子

MF   9中野里乃   17高野紗希

DF 11奈良美沙季 29高橋優子 5松久保明梨 6堰愛季

GK      1船田麻友

【試合レポート】

優勝争いの大一番を迎えた
優勝争いの大一番を迎えた

会場は、神奈川県相模原市の「相模原ギオンスタジアム」。試合前にはスタンドをステラのカラーでもある赤に染めるコレオグラフィーが作られた。

試合は序盤、エルフェンが前がかりに攻めてチャンスを作った。

テンポよくパスをつないで相手のプレッシャーを交わすステラに対し、エルフェンは丁寧なボールキープから、長めのボールでスペースを生かす。

しかし、先制ゴールはステラ。

前半17分、ペナルティエリア右外からFKのチャンスを得る。田中陽子のゴールに向かうインスイングのキックはGK船田の正面に飛んだが、ゴール前に飛び込んだ高木が頭に当てて角度を変えてゴールネットを揺らした。息の合った連係プレーでステラが先制。その後も、22分に吉見のクロスに尾山がヘディングで合わせ、和田のミドルシュートがエルフェンゴールを脅かすなど、ゴールとはならなかったものの、ステラがペースを握った。

ステラの攻撃で光ったのは左サイドのミッシェル・パオ。台湾出身の身軽なサイドアタッカーは、スピードを活かしたサイドアタックからのクロスでチャンスを量産し、女子選手としては珍しい超ロングスローでも会場を沸かせていた。

一方、エルフェンは29分、ゴール前で鈴木の落としたボールを高野がダイレクトで器用に逆サイドに流し込み、試合を振り出しに戻す。決めた高野は自らゴールに入ったボールを取りに行き、追加点への気迫を見せた。

試合は後半も一進一退の白熱した攻防が続く。

前半はステラが押し込む時間帯が多かったが、後半はエルフェンが多くのチャンスを作った。67分にストライカーの高橋彩織を投入すると、75分には薊のヘディングシュートがバーを叩く。

ステラはこの苦しい時間帯をなんとか耐え抜き、アディショナルタイムにはFW工藤がゴール前で決定機を迎えたが、これはGK船田が正面でしっかりと反応して弾き出すファインセーブを見せた。

終盤は両チームともに3つの交代枠を使いきり、最後まで勝ち越しを目指したが、試合は1-1のドローで終了。ステラの優勝と昇格決定は次節以降に持ち越された。

この試合の公式記録はこちら

日本女子サッカーリーグ公式サイトより)

来週8日、ステラはホームに3位のセレッソ大阪堺レディースを迎える。勝てば今度こそ、1部昇格が決まる。次節ステラが敗れてエルフェンが勝った場合、優勝決定は最終節まで持ち越されるが、ステラは得失点差でもエルフェンを「12」リードしているため、引き分けでも優勝はほぼ決定的になる。

試合後は、選手たちがハイタッチで観客を見送った。試合を終えたばかりの選手もこのハイタッチに参加しており、こうした触れ合いが、ステラが多くのファンを魅了する理由の一つでもあるのだろう。

昇格1年目の1部リーグで優勝争いに絡む快進撃を見せているAC長野パルセイロレディースや、来季2部昇格を決めたチャレンジリーグのオルカ鴨川FCも、ホーム戦ではスタンドのサポーターも含めた雰囲気の良さを感じさせる。今季のなでしこリーグは、地域と連携して女子サッカーで地元を盛り上げるべく様々な工夫をし、選手にとっての環境を良くしようと力を入れるチームが結果を出している。

それは、今後の女子サッカーの盛り上げ方やチームのあり方を考える上で、あるべき流れなのだろうと感じる。

次節、ノジマはどのような雰囲気で相手を迎え撃つのか。悲願の一部昇格の瞬間を、ぜひ見届けたいところだ。

【試合後監督・選手コメント】

★菅野将晃監督(ステラ)

ーー試合を振り返って。

ちふれにとっても負けられない戦いだったと思いますし、予想していた通りの厳しい戦いになりました。ただ、お互いが攻防を繰り返した1−1という互角の戦いで、(内容に対して)妥当な結果だったのかなと。両チームの選手が最後まで諦めずに戦う、そういうプレーがたくさん見られました。僕は女子サッカーの中でも、特にきれいなサッカーを(ノジマ)ステラで目指しているつもりなんですけれども、サッカーには技術・戦術をフルに発揮しながらも、気迫で戦うゲームがあって、今日はそういうゲームだったのではないかと思います。なでしこリーグ1部でやろうと思ったら、うちは(体の)強さはない方なので、だからと言って当たりは避けられないので、高めていかなければいけないところは沢山ありますね。

ーー1800人を超える観客が昇格の瞬間を楽しみにしていたと思います。

今日で(昇格を)決められなかったというのは残念ですし、期待してきてくださった方にその瞬間を見せられなかったことは非常に残念です。ただ、リーグとしては昇格に向けて大きな一歩となったと思いますので、選手たちの「負けなかった戦い」を評価したいと思いますし、次はホーム最終戦になりますけれども、次の試合で絶対に決めたいと思っています。一週間楽しみに待っていて欲しいですね。リーグ戦は残り2試合なので、今シーズンのスタートからやり続けてきたこと、積み上げてきたことをすべて出し切ること。相手ではなく、少しでもステラのサッカーを見せて勝利で終われるように。ステラに関わったすべての方々と喜びたいと思います。

ーーゴールを決めた高木選手について

ここ2戦ぐらい、交通事故みたいな得点を決めていますね(笑)ただ、競り合いのところなど、まだまだ良くなっていかなければいけないところはたくさんあります。最後の場面も上がって、みんなの期待を一身に集めてそれかよ!と。代表に入ってスーパーな選手になっていくためには、ああいうところで仕事ができるようになってもらいたいですね。

ーー流れが悪い中での対応力など、今季のチームの精神面での成長はいかがですか?

精神面も、間違いなく強くなったとは思います。もちろん、それを支えるチーム力も上がっているから精神面も生きてくるものですので。おそらく、今日のゲーム内容は、去年だったら負けていた試合だったかなと思います。その点、まだ弱い手応えではありますが、精神面でも成長していると思います。

★尾山沙希(ステラ/キャプテン)

ーー試合を振り返って。

本当に苦しい試合だったんですが、「絶対に勝つぞ」という気持ちで臨みました。チャンスは作れましたが、そこで決め切れなかったのが課題です。試合中は「集中を切らさないようにしよう」ということと、「しんどい時にしっかり足を動かそう」と声をかけていました。次につながる試合だったと思いますし、この後の2試合は絶対に勝って昇格を決めたいです。

ーー昇格に向けて、尾山選手にとっても3度目の正直ですね。

やることはすべてやってきました。あと1週間、しっかりと試合に向けて体と心を作って勝ちにいきます。

★高木ひかり(ステラ)

ーー試合とゴールを振り返って。

優勝がかかっている一戦だったので、気持ちはこれまでで一番入っていたと思います。試合に出た選手も、メンバー外の選手も一丸となって臨みました。

(ゴールの場面は)今季の試合の中で同じようなフリーキックがあって、ニアに蹴ってくれたボールがキーパーにそのまま行ってしまうということが何回かあったので。あの場面も(田中)陽子がここに蹴ってくれるだろうという確信があって、絶対に触ろうと思っていたので、しっかり飛び込めて良かったです。

前半は相手にボールを持たせる時間が長くて、自分たちのペースで試合を展開していけなかったし、みんなが慌てているなというのも後ろから見ていて感じていたので。そこは相手の上手さが勝っていたと思いますね。守備に関しては、先週と同じような形で失点してしまいました。ディフェンス陣が(プレッシャーに)いっている中で、2列目から落とされて綺麗に決められてしまったので。もっと体や足を投げ出せばよかったと思います。

ーー来週、ホームで昇格を決めるチャンスがあります。

2週連続1-1で引き分けて、今日まで来てしまったので、来週はホームでファンの皆さんの前で優勝を決めるためにも、自分のすべきことは無失点に抑えることだと思います。与えられた仕事をしっかりできるように今週準備をして臨みたいです。

ーーなでしこリーグ1年目で大舞台を経験していることについて。

1年目ですけれど、試合にはチームの代表として出ているので、新人とかベテランとか関係なく、自分の持ち味を発揮してチームの勝利に貢献しようと考えています。今日は自分の役割を発揮できなかったので、成長しなければいけません。

★田中陽子(ステラ)

ーー先制ゴールの場面(アシスト)を振り返って。

あの位置でのフリーキックは今までにも何回かあって、キーパーが出られるか出られないかという際どいところにボールを送ることは何度かあったので、狙い通りでした。(高木)ブーちゃんと、パオ(ミッシェル)が身長が高くて狙いやすいので、(セットプレーでは)いつも狙っています。得点が入った時間帯が早かったので、この流れでもう1点入れたらいけるかな、という手応えはありました。ただ、前半のうちに追いつかれてしまったので厳しくなりましたね。最後の方は流れがどちらに転ぶかわからない中で、スペースが多くあり、守備に回る時間帯が多くなりました。

ーーノジマに加入して2年目です。優勝への思いは。

この試合は、毎試合負けられない試合でプレッシャーはありましたが、優勝が見えている中で、特別な試合だと位置付けて、体も気持ちもしっかり準備して臨みました。優勝して1部に上がりたいという気持ちが全員すごく強いので、今日はホームで完璧な舞台で(昇格を)決めたかったんですが。次につながる同点だったと思うので、次でしっかり昇格を決めたいです。自力で優勝をつかめるのは自分たちだけなので、そこだけを目指して準備します。

★元井淳監督(エルフェン)

ーー試合を振り返って。

うちとしては引き分けではなく、勝点3を取りに行った試合でした。こういう(競った)ゲームができる力があるのは分かっていたんですが、最後に勝ちきる力がなくて、開幕戦でも勝ち点を取りこぼしているので。ここが課題だなということは、私の指導力も含めて実感していますし、その課題が克服できないと1部にはいけないんだな、ということが明確になりました。

ーー今季前線で色々なメンバーを起用されていますが、手応えはいかがですか?

1位で自動昇格を目指さなければいけない中で、やはり「決め切る力」が欲しいところですね。世界中どこでもそうですが、点をいかに取るかというところが大切ですよね。

ーー後半は攻め込む時間も多かったですね。

うちは守りに入って勝てるチームではないので、「弱いところは目をつぶりながら強みを出そう」と伝えていますが、もう一歩踏み込んで相手の嫌なことができるかどうか。それが課題ですね。

ーー今季取り組んでいる、相手を裏返す、裏を狙う意図は表現できていた?

本音としては、もっとできると思いますし、ロングボールにも意図がなければ、ただの放り込みになってしまうので。受け手も出し手も、もっとイメージを持って欲しいですね。「裏を狙え」というのは、「裏に出せ」ということではなくて、「(裏を)狙う中で選べ」という意味なので。僕はディフェンスの選手だったので、やはり一番相手が嫌がることを選べるようになってほしいなと思っています。終わりはないですけれど、そういうことができる特徴のある選手がいますし、シーズン当初から取り組んでいることなので、引き続きトライしていきたいですね。

ーー残り2試合について

昇格できたとしても、一年で降格するクラブではダメだし、そう言った意味では入れ替え戦に回ったとしても、自分たちが力をつけるチャンスだと考えています。コンディションの良い選手、一週間で良いパフォーマンスを見せた選手で勝負するというところは変わらないです。まだ1位になる可能性があるとはいえ、入れ替え戦に回る可能性が高い中で、そこも見据えて勝ちきれるメンバーを選んでいきたいなと思います。競争して欲しいと思っていますし、年齢の差はありますが、ふさわしい選手を選んでいきたいと思います。

★高野紗希(エルフェン)

ーーゴールした後、すぐにボールを取りに行きましたね。

絶対に勝とうという気持ちで臨んでいた試合だったので、同点に追いついても逆転を狙う気持ちで、すぐに気持ちを切り替えてスタートしようと思っていました。

ーーエルフェンが今季取り組んでいるサッカーへの自信は深まっていますか。

首位のノジマが相手ということもあったので、チャレンジャーという気持ちで臨みましたし、その中で今まで以上の力は出せたと思います。「勝ちきれない」ところをもっと詰めていかなければいけないですね。

ーーボールタッチの繊細さなど、持ち味が今季は出せているのでは?

そうですね。チームとしても個のレベルアップを大切にしているので、チームプレーの中で、選手の良さを生かしてゴールに向かう形は今季できていると思います。

★伊藤香菜子(エルフェン/キャプテン)

ーー試合を振り返って

勝ちたい試合でした。全員の気持ちがこもった試合だったと思いますし、その中で善戦できたのは良かったですが、内容も含めて満足はできていません。

強みである薊(理絵)のサイドのスピードなどを生かせなかったのは残念ですし、狙った形がはまらなかった時にどう攻めるのか、相手の状況に応じた戦い方をもっと突き詰めていきたいと思います。

★船田麻友(エルフェン)

ーースーパーセーブもありました。

試合が始まる前から、とにかく負けられない、という試合でしたので。言い方が難しいのですが、個人的にもこういう大一番の試合は好きなんです。そういう大事な試合で、アウェーで試合に出ていたことが今までも結構あったので、昨日からワクワクしていました。その気持ちは前面に出せたかなと思います。ただ、結果がついてこなかったのは残念ですね。

ーーノジマの波状攻撃をどのように受け止めようと考えていましたか。

あの攻撃力はノジマの強さの一つだと思いますし、今までも2次攻撃で得点を取ってきているので存分に警戒していましたが、それ以上のものを出してくるんですよね。それにどう立ち向かっていくか、リスク管理や声かけをしていました。

ーーチームの守備に関してはどうでしょうか。

みんな声を出してくれるんですが、突出して誰かがリーダーシップを取っていくというわけではないので、その点ではしっかり後ろからリーダーシップを取っていけるように意識しています。以前所属していた山郷(のぞみ)さん(元なでしこジャパン)のプレーも見ていますし、頼れる存在が外から見てどういうものなのか、良いお手本を見てきたので、そういう存在になりたいという思いでプレーしています。

ーー昇格に向けて。

(自動昇格は)他力本願になってしまうところはありますが、とにかくやり続けて、入れ替え戦に回ることになったとしても、1部に昇格できる可能性がある限り、とにかく「やり続ける」しかないですね。

スポーツジャーナリスト

女子サッカーの最前線で取材し、国内のWEリーグはもちろん、なでしこジャパンが出場するワールドカップやオリンピック、海外遠征などにも精力的に足を運ぶ。自身も小学校からサッカー選手としてプレーした経験を活かして執筆活動を行い、様々な媒体に寄稿している。お仕事のご依頼やお問い合わせはkeichannnel0825@gmail.comまでお願いします。

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