【迷惑キャンパーに遭遇】なぜ夜のキャンプ場では静かにしなくてはいけないのか。
先日、私の知人がキャンプに行った時に迷惑キャンパーに遭遇したそうです。そのキャンパーのグループは私の知人が先にチェックインしている場所の横にやってきて「お隣よろしいでしょうか。」と声をかけてくださったそうで、マナーの良いキャンパーの方だと思っていたそうです。
問題は夜になってからでした。夜遅くまでずっと外でもテントの中でも会話をされていたそうで、それが気になって眠れなかったとのこと。
キャンプ場にはクワイエットタイムといって、静かにすごす時間がルールで決まっているところもあります。ルールを守ることはもちろんですが、キャンプ場では21時00分時を過ぎたあたりからは外のランタンの明かりを絞って、静かに過ごしたいところです。
なぜ静かに過ごさなくてはいけないのか
通常のホテルであれば夜9時以降になっても室内でテレビを見たり、会話を楽しんだりすることもあると思うのですがそれは防音の役割をしてくれる部屋と部屋の間の壁があるからです。しかし、キャンプにおいてはこの壁がないので自分たちが過ごす空間と周りを隔てるものがなにもないような形になります。テントの中に入ると周りからの視線はカットしてくれますが、防音という観点ではテントの壁はあまり役に立ちません。外の音はよく聞こえますし、逆に自分たちが出す音も外によく聞こえてます。
キャンプ未経験の方は周りの音を気にせずに寝ればいいのにと思うかもしれませんが、キャンプ場で夜寝る時に周りから聞こえてくる音というのは想像以上に気になるものです。鍵がついた家の中にいるのとは違って、テントの中にはファスナーを開ければだれでも侵入可能でほぼ無防備な状態です。ファスナーに鍵をけることもできますがナイフ1本あればテントの壁を切り裂いて簡単に侵入できるでしょう、そんな中でテントに近づいてくるちょっとした足跡や話し声は人によってはかなり恐怖を感じます。
周りを隔てるものがなにもない解放感の中でキャンプを自由に楽しむのは良いです、隔てるものが無い分キャンプ場のルールとマナーを守ることは、キャンパー同士とても大事なことです。