「性格」が身体に影響を与える!?あなたの性格傾向は?
こんにちは、チャイルドコーチングアドバイザーのピッグママです。
前回は、人間関係を上手く構築するための考えかたを、関係構築スキルテストを用いてご紹介しました。
今回は、性格傾向診断を用いて「性格」が身体に影響を与えることを学んでいきましょう!
「性格」は身体に影響を与える?
私たちはみんな、個性を持っています。
落ち着きのない性格、おっとりした性格、自分の殻に閉じこもりやすい性格など、さまざまな個性があります。
しかし、それぞれの性格が「身体」に影響を与えるということは、あまり知られていません。
1950年代にアメリカの循環器内科医のレイ・ローゼンマンとマイヤー・フリードマンは、狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患になりやすい性格傾向を見つけました。
そしてその傾向に「タイプA」と名付け、それとは対照的な性格傾向を「タイプB」と名付けました。
性格的な傾向が身体に影響を与えるという視点は、問題行動を改善する際に役立つでしょう。
あなたはどちらの傾向が強い?
以下の9つの質問に、A・B どちらの傾向が強いか、感覚的に選んでください。
どちらか悩む場合は、日常生活でのあなたの行動を振り返り、どの行動が多いかを思い出してみてください。
すべて選び終わったら、9個の質問中 A・B をそれぞれ何個選んだか、数えてください。
質問1. あなたは A 攻撃的 B 温和的
質問2. あなたは歩く速度が A 速い B のんびり
質問3. あなたはじっとしているのは A 苦手 B 苦痛じゃない
質問4. あなたは競争や争いごとが A 好き B 苦手
質問5. あなたは A 愚痴や泣きごとを言うのは嫌い B つい愚痴ったり甘えたりしてしまう
質問6. あなたはちょっとしたことで A 腹が立つ B あまり気にならない
質問7. あなたは話すのが A 早い B ゆっくり
質問8. あなたの生活は A 仕事優先 B プライベート優先
質問9. あなたは待つのが A 苦手 B 平気
回答お疲れ様でした。それでは、あなたの性格傾向を読み解いてみましょう!
Aの数が多かった人は「タイプA傾向が強い」
タイプA 傾向が強い人は、身体的な面では高血圧・高脂血症の傾向が強いと言われています。
性格面では、競争心が強く、どちらかというと野心的。
精力的に行動し、何事に対しても挑戦的で出世欲が強い傾向があります。
また、常に時間に追われているような感覚を持っていて、周囲に対して攻撃的な特性もあります。
行動面ではせっかちで、仕事に左右されやすいライフスタイルを送っている傾向があります。
常にストレスフルな環境にいるため、狭心症や心筋梗塞など、心臓疾患には注意しましょう。
Bの数が多かった人は「タイプB傾向が強い」
タイプB 傾向が強い人は、心臓疾患になる確率は、タイプA の人の半分とも言われており、心臓疾患を抱えるリスクが低い傾向にあります。
ストレス耐性が高く、心身の疲れを溜め込みにくい性質を持っています。
また、他者を信頼しやすい傾向もあるので、人との関わりからも幸せを感じることができます。
プライベートを大切にするので、仕事でストレスが溜まっても、プライベートに自分の心の居場所を見つける力があり、自分自身のストレスコントロールが上手なタイプでしょう。
Aの数が7個〜8個あった人は、自分で自分を追い込んでしまう傾向があります。
自分でも気がつかないうちに、自らストレスの多い生活を作り出している可能性も高いので注意しましょう。
まずは自分がタイプA傾向が強いということに気づき、生活の中にゆとりを作り出すことが大切です。
「ゆっくり歩く」「ゆっくり食べる」ことを意識的に行うのも一つの方法なので、のんびり過ごすように意識してみましょう!
次回は、『育児中に手軽にできる!心を癒す方法』をご紹介します。
参考文献:
『ストレス・マネジメント入門ー自己診断と対処法を学ぶ』著:中野敬子、金剛出版、2005年