動物好きの子どもたちにおすすめ 漫画『動物のお医者さん』が無料配信に(〜5/4)
学校に行きたいけれど、新型コロナの感染拡大の防止のために登校できない子どもたちにおすすめの漫画がいま無料で読めます(2020年5月4日まで)。
佐々木倫子さんの『動物のお医者さん』が白泉社の総合エンタメアプリ・マンガParkで実施される花とゆめ(白泉社)の名作全話無料企画に登場しています。
動物病院にも、3密に気をつけながら、マスクをした子どもたちがやってきます。
「何をしているの?」と尋ねると「退屈だから、犬と一緒に来た」と答えてくれています。先の見えない不安を持って、子どもたちは、勉強する気にもなれないでしょう。そんな中『動物のお医者さん』が無料で読めるようになりました。これで、動物のことにより興味を持つきっかけになり、勉強する気が芽生えるかもしれません。
漫画『動物のお医者さん』の魅力
少女漫画になっていますが、男の子はもちろん、大人が読んでも十分楽しめます。累計2160万部以上の売り上げを叩き出し2003年にはテレビ朝日にて、吉沢悠さんが主人公でテレビドラマ化もされました。
H大学が舞台になっていますが、北大がモデルで獣医師を目指す学生の日常をコメディタッチで描いています。これを読んで暗い気持ちになることはなく、動物を飼いたくなりますね。
主人公・西根公輝(通称:ハムテル)の飼い犬であるシベリアン・ハスキーの「チョビ」は眼球が青く歌舞伎役者のような縁取りされた顔でその当時の日本では珍しい犬でした。そして、シベリアン・ハスキーブームを巻き起こしました。
ハムテルのおばあさんの飼い猫の「ミケ」は動物同士では、関西弁を話します。他にも牛、豚、鶏、スナネズミなどの動物がたくさん出てきます。
この漫画の発売で、獣医学部の志望者数が跳ね上がり、特に女子学生が急に増えて、いまや獣医学部には、半分います(私の頃は、2割しかいませんでした)。
あの『動物のお医者さん』が無料で読めるのという話題を動物病院によく来る飼い主さんと話していました。飼い主さんは「子どもの頃、『動物のお医者さん』の漫画を読んでいたら、獣医さんになっていたかも」と。
2020年5月4日までの期間限定なので、以下のサイトからご覧なってくださいね。
まとめ
獣医学部に入った学生は、この漫画のように動物と触れ合いができます(現実の獣医学部は、楽しいことばかりでもないですが)。
現在、子供たちは毎日、学校に行くことができず、大好きな友だちに会えないですが、漫画『動物のお医者さん』のページを開くと動物たちが生き生きとして出迎えてくれます。ひょっとしたら、子どもの人生が変わり、何か動き出すかもしれません。長年、獣医師をしている私からおすすめの漫画です。