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大谷翔平を超えるには、残り3試合で6本塁打が必要。打撃は好調。ここ5試合のうち4試合でホームラン

宇根夏樹ベースボール・ライター
アドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)Sep 28, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 9月28日、アドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)は、4回表にホームランを打った。ここ5試合で4本目のホームランだ。3打数0安打の26日を挟み、24日と25日、27日と28日に1本ずつ記録している。

 シーズン全体では39本塁打。前日に並んだルイス・ロバートJr.(シカゴ・ホワイトソックス)を抜いてリーグ単独2位に浮上し、1位の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)との差を5本に縮めている。

 大谷とロバートJr.は、すでに今シーズンを終えている。4位のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、9月27日に2本のホームランを打ち、シーズン37本塁打としたが、28日の4打席は、三振、敬遠四球、内野ゴロ、三振だった。

 レンジャーズは、159試合目を終えたところだ。レギュラーシーズンの残りは、あと3試合。すべての試合でそれぞれ1本塁打でも、大谷には2本届かない。

 ベースボール・リファレンスによると、3試合のスパンにおける最多本塁打は、ショーン・グリーンが2002年5月23日~25日に記録した7本だ。21年前の5月23日に4本、24日に1本、25日に2本のホームランを打った。

 3試合で6本塁打は、10人以上が記録している。直近の3人は、2005年6月10日~12日のイー・ソプチェ(2本、1本、3本)、2015年5月6日~9日のブライス・ハーパー(3本、2本、1本/当時ワシントン・ナショナルズ/現フィラデルフィア・フィリーズ)、2020年8月21日~23日のホゼ・アブレイユ(2本、3本、1本/当時ホワイトソックス/現ヒューストン・アストロズ)だ。

 3試合で6本のホームランは、1試合3本塁打以上を必ず含んでいるとは限らず、3試合とも2本塁打の選手もいる。

 今シーズン、ガルシアは、4月22日に1試合3本塁打を記録している。1試合2本塁打は、5月17日と8月4日の2度だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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