米韓首脳会談の韓国の世論調査結果 「評価する」が56.3%!
文在寅大統領が「最高の首脳会談だった」と自画自賛したバイデン大統領との米韓首脳会談の世論調査の結果が出た。
韓国の世論調査会社「リアルメーター」がインターネット新聞「オーマイニュース」の委託を受け24日から全国の有権者約2千人を対象に実施した調査によると、「評価する」が過半数以上の56.3%と、「評価しない」の31.5%を大きく上回った。「評価する」のうち29.6%が「高く評価する」と回答していた。
世代別では支持層の40代の評価が最も高く、67.9%に達した。先のソウル市長選挙や釜山市長選挙では野党候補に票を入れた,政権離れが著しい20代でも半数以上の56.4%が首脳会談を評価していた。
地域別では首都ソウル(51.5%)を含め多くの地域で「評価」が50%を超えていたが、保守地盤の慶尚北道(大邱)でも49.5%、慶尚南道(釜山、蔚山)でも47.8%の評価を得ていた。
(参考資料:「米韓首脳会談」を酷評できなかった「文在寅憎し」の保守野党)
文在寅大統領への国政評価が35%前後であることを考えると、今回の訪米は高い評価を受けたことになる。訪米の成果が文大統領の支持率アップに繋がっているかは、今週末の世論調査で判明する。
ちなみに4月の菅義偉首相とバイデン大統領との日米首脳会談に関する世論調査では毎日新聞が「評価する」51%(「評価しない」25%)、日本経済が「評価する」50%(「評価しない」32%)との調査結果が出ている。文大統領の訪米は菅首相のそれよりも高い評価受けたことになる。
一方、文大統領は今月10日の国民向け特別演説でワクチン接種を対象者全員への1回目の接種を9月末までに終え、11月の集団免疫獲得を目指すことを目標に掲げているが、「11月集団免疫」の目標については「達成できる」と答えた人は39.0%、「達成できない」が41.6%と拮抗していた。「わからない」は19.4%。