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その教科書、取り出しやすいですか?

麻里恵整理収納アドバイザー

子供達が準備や片付けを簡単に!そして一人でやってくれる。これは親なら常に願うことですよね!

そんな時に準備するものまでの動線が長かったり、物を取り出すまでの動作の数が多いとやる気が半減してしまいます。今回は特に 動作の数《アクション数》に、フォーカスしてお子さんのやる気を引き出す収納のポイントをお伝えしたいと思います。

1.おすすめしない収納アイテム

ここでお伝えするのはおすすめではなく、おすすめしない収納アイテムです。教科書や本などを収納する際に用いられることの多いファイルボックス、このファイルボックスとても便利なのですがこの画像のように立ち上がりのある物だと、一度上に引き上げないと取り出せないのでちょっぴりストレスなんです。

立ち上がりのあるファイルボックスは取り出す時にめんどくさい
立ち上がりのあるファイルボックスは取り出す時にめんどくさい

たかがそれだけ?と思うかもしれませんが子供にとっては本当に面倒なアクション。なのでおすすめなのは、同じファイルボックスでも立ち上がりのないタイプのもの。そのまままっすぐ引き出せる。これだけでも子供達にとって取り出しやすさが格段に違うのです。

2.重ねる収納していませんか?

このような入れ物に教科書をどんどん重ねて収納していませんか?

重ねる収納は下のものを取り出すのが面倒
重ねる収納は下のものを取り出すのが面倒

上のものをどけて下のものを取る。ただそれだけ・・・ですがこの作業が地味にめんどくさく、下の教科書を取るためにどかされた教科書はちゃんと元の場所に戻されず散らばったまま。

取り出すのが面倒ということは片付けも面倒なんです
取り出すのが面倒ということは片付けも面倒なんです

なんてこともあります。教科書は立てて収納する方法が一番子供達にとってわかりやすく、取りやすいのです。

3.教科書の前に何か物を置いていませんか?

例えば鉛筆削り。普段同じタイミングで使うことも多く、パッとみた感じでは違和感がないのですが、教科書の前に何か一つでもものが置いてあると取り出しにくい。①教科書を取るために置いてある鉛筆削りをどかす②教科書を取り出す③鉛筆削りを元の場所に戻す。これだけでも無駄な動作が2つもあります。無駄な動作、面倒な動作が増えれば増えるほど子供達の準備や片付けに対する意欲がどんどん失われていきます。

アクション数を考えてみましょう
アクション数を考えてみましょう

たかがそれだけだと思っていても、お子さんの「やりやすい!」の為、ぜひ今の教科書収納が無駄な動作や面倒臭い動作がないか?確認してみてくださいね。

整理収納アドバイザー

三姉妹を育てる元お片付け苦手ママ。⁡子育てに家事に忙しいママ達の救世主となるべく「マネするだけで暮らしやすくなる!」をテーマに発信していきます!

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