2024年に反響が大きかった10の事件、その後どうなった?(下)
引き続き、2024年にヤフー・ニュースで配信した拙稿のうち、反響の大きかった記事を順に取り上げ、1年の動きやその後の状況について振り返るとともに、刑事司法を巡る2025年の展望を示しました。
【第6位】
降格は「パタハラ」だと男性社員が会社を提訴 今後どうなる?法規制の内容は #専門家のまとめ (2024/11/22(金)配信)
2024年は「パタニティーハラスメント(パタハラ)」を巡る民事裁判も話題に上りました。男性社員が子の育児のために深夜業務の制限などを会社側に申し出たところ、降格や転籍させられたとして、会社を提訴したというものでした。
これにはネット上でも賛否両論ありました。育児休業や親の介護などを巡ってこの男性社員と同様の境遇に立たされている人たちから提訴に理解を示す声が上がる一方で、「男のくせに甘えるな」「会社に求めるのはおかしい」「子育てが可能な仕事を選べばいいだけ」といった批判的な意見も示されました。「社会全体が変わらなければ、完全な共働きは無理だ」という意見もありました。
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