Yahoo!ニュース

【ゴルフ】パターはストレート軌道じゃなくても良い 狙った方向に打ち出せるヘッド軌道とフェースの向き

野洲明ゴルフ活動家

ストレート軌道が絶対ではない

パッティングではストレートのヘッド軌道はマストではない。打ち出し方向は、インパクト時のフェースの向きが7~8割、ヘッド軌道が2~3割決める。ほぼフェースの向きで決まるのだ。

ストレートに近い軌道の方が、スクエアなフェースの向きでインパクトしやすいが、そのヘッド軌道に意識が行き過ぎてしまうと、スレート軌道を実現できたとしても、フェースの向きが乱れやすくなる。

フェースの向きが優先

ヘッド軌道がアウトサイドインでもインサイドアウトでもフェースの向きがほぼスクエアであれば、狙い通りの方向に打ち出せる。

リズムとテンポ

フェースの向きを安定させるために必要なのは、リズムとテンポを一定に保つことだ。「まっすぐ引いてまっすぐ出す」ことにとらわれすぎてしまっては、動きがカタくなってしまい、リズムとテンポが定まりにくい。ヘッド軌道に関してはある程度アバウトに考えても良いかもしれない。また、ストローク中、ヘッド軌道を目で追わないように注意したい。

ショットにも言えることだが、ストローク(スイング)中、クラブヘッドに対する意識が強まるほど、胴体、腕、クラブが連動しにくくなる。パットはショット以上にイメージが大事になる。意識的に「こうやってああやって」とやり過ぎると、イメージにひたりながら打つことができない。ボールの転がるスピードやラインのイメージを殺さないためにも、クラブの動きよりもリズムやテンポ、イメージといったものを大事にしたい。

<関連情報>
パッティングは「打つ」前にまずは「読む」グリーン上のラインの読み方(GOLFERS SUPPORT)
【ゴルフ初級者】パターのグリップに型なし?パッティンググリップの種類(GOLFERS SUPPORT)
パッティングのラインに関する3つのポイント(GOLFERS SUPPORT)

ゴルフ活動家

スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとに、論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

野洲明の最近の記事