沖縄の梅雨 小満芒種(スーマンボースー)今年の特徴は?
小満芒種(スーマンボースー)
今年の沖縄地方の梅雨入りの発表(速報値)は5月5日でした。(平年より5日早い)
沖縄では、梅雨の時期を独特の季語で表現しています。二十四節気の小満(5月21日頃)と芒種(6月5日頃)を合わせて、小満(スーマン)芒種(ボースー)といいます。
梅雨は年間降水量のおよそ2割の雨
沖縄地方は梅雨の時期はどのくらい雨が降るのでしょうか。那覇の梅雨期間の雨量は529.7ミリ。年間降水量の平年値が2161.0ミリですので、梅雨の時期の雨はだいたい2割くらいとなります。台風シーズンでさらに800ミリくらいの雨が降ると考えると、梅雨と台風の雨で沖縄の年間の6割以上を占めています。
今年の5月は雨が少ない
那覇の5月の降水量の平年値は、245.3ミリとなっています。ただ、今年は降水量が少なく、5月30日(日)夕方時点の5月のこれまでの降水量は、155ミリとなっています。5月の天候は、梅雨入り発表後に梅雨前線が沖縄付近から北上し、高気圧に覆われる日が多かったというのが特徴です。
6月は梅雨空戻る
今年の沖縄の梅雨期間はこれまで雨の少ない状態となっていますが、5月27日(木)に発表された1か月予報によりますと、沖縄地方の5月29日~6月28日にかけての降水量の予想は、平年並みか多い予想となっています。6月は再び梅雨前線の影響を受ける見込みです。今年の沖縄の梅雨は芒種(ボースー)の頃の雨に警戒が必要です。
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