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【保育園の給食】子どもに対する介助の仕方を公開!

しん先生保育士 チャイルドカウンセラー

こんにちは、子育てをする皆さんのために役立つ情報を簡単に、わかりやすく発信することをモットーにしている保育士のしん先生です。

”不適切保育”が連日取り上げられていますが、保護者にとってはとても不安になる出来事ですね。

先日も給食時における不適切保育がニュースになりました、保育園での生活で給食を一番楽しみにしている子どもも多いと思います。

さて、保育園では給食時にどのような介助をしているのか気になるところです。

保育園の方針や保育士の考え方にもよるのですべてが同じではありませんが、参考にしてみてください。

乳児向けの介助の仕方

まだまだ自分の意志をはっきり伝えることが難しいので保育士は普段の信頼関係や子どもの性格などからきめ細やかな介助が求められます。

基本的には全ての子どもに同じ量を提供しますが、子どもの体調によっては量を調節することがあります。

例えば、お腹の調子が悪いときに柑橘類がメニューに含まれている場合などです、体調を見ながら食事も臨機応変に対応するのです。

その日のメニューにデザートがある場合も基本的には最初から提供しますが、子どもによってはデザートを見てしまうと先に食べたくなり、食べてしまうことによりお腹いっぱいになってしまい他のものが食べられなくなることがよくあります。

そのような時には、後から提供するなどします。

自我が出てくる二歳ぐらいの子どもはとにかく自分でやりたい気持ちがあるので、多少こぼれても、服が汚れても子どもの気持ちを尊重して見守ります。

できないところだけ手伝うようにしています。

給食で一番問題になるところが”好き嫌い”だと思われますが、保育園では無理矢理食べさせることがあってはいけません。

乳児では自分の気持ちがはっきり伝わらないことも多いため、保育士は子どもが思っていることをよく考え寄り添っていかなければなりません。

二歳ぐらいになると自分の嫌いなものをわざと床に落としたりすることもありますが、保育士も見て見ぬふりをしてやさしく声をかけています。

「一口だけ食べたらもうおしまいにしようか?」などと声をかけてしばらく様子を見ます、子どもはお友達の様子を見て食べる気になることが多いため見守るようにしていますが、それでも食べられない時は残してもいいと思います。

小さい子どもにとって一番楽しみな給食が一番嫌いな時間になってはいけませんから。

幼児向けの介助の仕方

三歳以上になると自分で食べられる量もわかってくるため、配膳する時に「大盛にしたい?」「少な目にする?」などと聞きながら量を調節していく時もあります。

「これぐらいなら食べられそう?」と聞いて納得すると苦手なメニューも完食できることがあるので子どもに選択してもらうことは重要です。

保育園では食育の日を設けたり、外部から講師を呼んで食べ物の話をしていただくことがあります。

このような機会を設けることにより、不思議と食べられるようになるのです、園によっては子ども達に野菜などを収穫してもらい給食の食材として提供されることもあります。自分で採った野菜だと食べてみようという気持ちになるのですね。

保育園の給食は薄味です、素材の味を楽しんでもらうため少し物足りないと感じる子どもも少なくありません。

でも保育士が「おいしいね」「とても栄養があるからね」と声をかけていくと一生懸命に食べてくれます。

乳児と同様、好き嫌いがあった場合も保育士はさまざまな工夫を凝らしていきます、最後になりどうしても食べられない時は、決して無理強いせず「少しだけ食べられたね」「頑張ったね」などと声をかけています。

小さい子どもには少しずつでいいと思います。

これからは、給食中のおしゃべりもできますので子どもにとって給食は楽しい時間でありますように。

保育士 チャイルドカウンセラー

現役保育士。10年以上保育園で働いている。大規模保育園と小規模保育園で働いた経験あり。常に子どもに寄り添う保育を心がけ、職場の人間関係を大切にし、感謝の気持ちを忘れない。子育てをする人のためになり、知りたい情報をわかりやすく発信しています。

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