シーズン4本の「グランドスラム」は歴代7位。ルースやディマジオ、ピアッツァ、ネビン監督らと並ぶ
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9月15日、ロイス・ルイス(ミネソタ・ツインズ)は、シーズン14本目のホームランを打った。そのうちの4本は、グランドスラムだ。8月27日と28日、9月4日に続き、この日のホームランも満塁の場面で打った。
ルイスは、今シーズンがメジャーリーグ2年目。昨シーズンの2本塁打のうち、1本目もグランドスラムだった。
MLB.comのサラ・ラングスが紹介している、イライアス・スポーツ・ビューローのデータによると、グランドスラム4本の最短スパンは、それまで、1987年にドン・マッティングリーが記録した39試合だったという(シーズンをまたぐスパンも含む)。ルイスは、8月27日~9月15日の18試合で4本なので、そのスパンはマッティングリーの2分の1に満たない。
また、1シーズンにグランドスラム4本は、歴代7位タイに位置する。
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1919年のベーブ・ルースは、グランスラム4本を含む29本のホームランを打って本塁打王を獲得しただけでなく、133.1イニングを投げ、防御率2.97を記録した。
1998年のマイク・ピアッツァは、3チームでプレーした。グランドスラムは、ロサンゼルス・ドジャースで3本、フロリダ・マーリンズで0本、ニューヨーク・メッツで1本だ。マーリンズの選手として出場は、5月16日~21日の5試合に過ぎず、5打点を挙げたものの、グランドスラム以外のホームランもなかった。
2001年にグランドスラム4本のフィル・ネビン(現ロサンゼルス・エンジェルス監督)は、ルイスと同じくドラフト全体1位だ。ちなみに、通算最多のグランドスラム25本を記録したアレックス・ロドリゲスも、全体1位で指名された。ネビンが1992年、ロドリゲスが1993年、ルイスは2017年だ。ネビンは、通算208本塁打のうち、7本がグランドスラムだった。
ルーキーに限ると、1シーズンに4本のグランドスラムは最多。ルイスは、2008年のアレクシー・ラミレスに並んだ。
ツインズのレギュラーシーズンは、あと14試合。今シーズン、ルイスは、満塁の12打席で11打数6安打を記録している。ここから、満塁の場面で打席に立つかどうかはわからないが、レギュラーシーズンが終わるまでにグランドスラムをあと1本打てば、シーズン記録の歴代2位タイとなる。あと2本打つと、歴代最多に並ぶ。