史上初の「40本塁打カルテット」は誕生するのか。あと16試合を残し、51本、37本、35本、34本
今シーズン、マット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)は、両リーグ最多の51本塁打を記録している。
ブレーブスでオルソンに次ぐ2人は、37本のロナルド・アクーニャJr.と35本のオースティン・ライリーだ。それぞれ、あと3本とあと5本のホームランを打つと、史上4組目の「40本塁打トリオ」が誕生する。
「40本塁打トリオ」は、1973年のブレーブス、1996年のコロラド・ロッキーズ、1997年のロッキーズで結成された。1組目は、デービー・ジョンソンが43本、ダレル・エバンスが41本、ハンク・アーロンが40本。2組目は、アンドレス・ガララーガが47本、ビニー・キャスティーヤとエリス・バークスが40本。3組目は、ラリー・ウォーカーが49本、ガララーガが41本、キャスティーヤが40本だ。
40本塁打以上が4人以上のチームは、まだない。今シーズンのブレーブスで4番目に多いのは、34本のマーセル・オズーナなので、史上初の「40本塁打カルテット」もあり得る。ブレーブスは、レギュラーシーズンの162試合中146試合を終えている。残りは16試合だ。
ただ、ブレーブスは、すでに地区優勝を決めている。レギュラーシーズンの残り試合のすべてに、彼らが出場するとは限らない。
むしろ、可能性が高いのは、史上2組目の「30本塁打クインテット」だ。30本塁打以上の4人、オルソン、アクーニャJr.、ライリー、オズーナに加え、オジー・オールビースは、2年ぶり2度目の30本まで1本に迫っている。5人が30本塁打以上なら、2019年のミネソタ・ツインズと並び、史上最多となる。
他には、こちらも2019年のツインズしか結成していない、「20本塁打オクテット」も不可能ではない。現時点の20本塁打以上は7人。オルソン、アクーニャJr.、ライリー、オズーナ、オールビースに、21本のエディ・ロザリオと20本のショーン・マーフィーだ。彼らに次ぐ2人、オーランド・アルシアとマイケル・ハリス2世は、それぞれ、17本と16本のホームランを打っている。2人が揃って20本に到達すれば、史上初の「20本塁打ノネット」だ。
なお、1シーズンのチーム本塁打は、307本が最も多い。こちらも、2019年のツインズだ。今シーズンのブレーブスは、146試合で282本(両リーグ2位のロサンゼルス・ドジャースは227本)。ここからの16試合も同じペースなら、シーズン全体のホームランは312~313本となる。
ブレーブスのホームランは、ホームの72試合で140本とアウェーの74試合で142本だ。