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プレーオフ初戦は投手3冠フェッドが6回12K 4位NCが2位KT相手に先手を取る<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
好投のエリック・フェッド(写真:NCダイノス/初報から差し替え)

公式戦2位のKTウィズが4位NCダイノスを迎えたプレーオフ第1戦は、ワイルドカード決定戦と準プレーオフを勝ち上がったNCが9-5で勝利し先手を取った。NCはここまでポストシーズン5戦全勝。

NCは初回に4番ジェイソン・マーティンの犠飛で1点を先制すると、2回には7番オ・ヨンスの左中間へのソロホームランで追加点を挙げた。さらにNCは3回に2点、4回に4点を挙げ、4回までに8-1と大きくリードした。KTは9回裏2死で8番ペ・ジョンデが満塁ホームランを放つも及ばなかった。

NCの先発エリック・フェッドは、10月16日の試合で打球を右腕に受けて以来の登板。フェッドは持ち前の150キロ台前半のツーシームと130キロ台中盤のスイーパーで、KTの1~5番の右打者から三振の山を築いた。フェッドが6回までに奪った三振は12個。98球を投げKT打線を3安打1失点に抑えた。

フェッドは今季30試合に登板し20勝6敗、防御率2.00。三振209個を奪って最多勝、最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得し、外国人初の投手3冠を手にしている。

⇒ 2023年 韓国プロ野球個人成績

プレーオフは5戦3先勝制(上位チームへのアドバンテージなし)。31日もKTの本拠地・スウォンで第2戦が行われる。

⇒ 2023年 KBOリーグポストシーズン日程表

◇10月30日(月)の結果

・プレーオフ第1戦

 KT 5 - 9 NC(スウォン)

 勝:フェッド

 敗:クエバス

◆「NCパク・ソクミンが引退」

サムスンライオンズの連覇に貢献し、NCでも活躍した内野手のパク・ソクミン(38歳)が現役引退を発表した。通算269本塁打を記録し、2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で韓国代表入りした。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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