台風の時はキャンプを中止するべき?【防災対策】暴風雨になる前に準備するポイント
夏のシトシト雨なら細心の注意を払えばキャンプを楽しむことは可能です。
しかし、台風となると大雨に加えて強風も伴うので大変危険です。
台風が接近する予報が出ているなら、キャンプの予定は中止にするべきでしょう。
布切れ一枚のテントなんて台風の暴風雨に襲われると、ひとたまりもありませんからね。
早目にキャンプ場へキャンセルの連絡を入れることで、利用者の安否確認をする管理人の手間を省かせることも出来ます。
しかし、長期キャンプ中や離島に渡っている時に台風が来てしまったら?
この記事では私が日本一周中のキャンプで台風を凌いだ経験から学んだ、長期のキャンプ旅で台風が来た時に対処する方法を紹介します。
避難経路を確保
キャンプをしている場所が台風の影響で孤立してしまうことが予想される場合は、状況がひどくなる前に避難する必要があります。
例えば以下のような状況が考えられる場合です。
・一本道が土砂崩れで通行不能
・川の増水で一本橋が通行不能
・川の増水でキャンプ場が水没
・高潮の影響で波を被る
早目に行動を起こして、安全な場所まで移動します。
もし、携帯電話が圏外の場所で孤立してしまうと大変ですからね。
テントは撤収する
台風の時はテントやタープを撤収するのが鉄則です。
自動車をひっくり返すほどの暴風は、テントごと吹き飛ばす可能性があります。
いくら強靭なペグを使っても、雨で地面がぬかるむと突風が吹いた時に簡単に抜けてしまいます。
もし、突風で抜けて飛んでしまったペグが車や建物、人などに当たると二次災害になりますからね。
運良くテントが飛ばされなくても、折れた木の枝がテントに落ちてきたり、強風でテントフレームが折れたり、落石や地崩れ、落雷の可能性もあります。
避難場所を確保する
キャンプ場から短時間で帰宅できるなら、家に帰るのが一番良い方法です。
しかし、簡単に帰宅出来ない状況なら以下の方法で台風を凌ぐしかありません。
・民宿やゲストハウスに泊まる
・頑丈なバンガローに泊まる
・管理棟(鉄筋コンクリート)に泊まる
・市が指定する避難所へ行く
・シャワールームに避難する
私の場合は離島に滞在中に台風に遭遇し、管理人さんに許可をもらってキャンプ場のシャワールームで台風を凌いだ経験があります。
鉄筋コンクリートの建物だと、より安心です。
水が確保出来ない
台風が来ると停電になる時があります。
井戸水を利用している炊事場は、停電になると井戸のポンプが作動しないので水が出ません。
また、山の沢水を利用している場合は大雨で水質が濁ることもあります。
飲料水は予めに確保しておく事が必要です。
最後に
山間部の峠では雨量が基準値を超えると通行止めになる事があります。
通行止め情報がリアルタイムに反映されないナビアプリに頼っていると避難中に道に迷ってしまう可能性があるので、紙の地図も用意しておくと良いでしょう。
台風が接近する時は、早目の行動を心掛ける事が必要です。