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スマート農業って?埼玉県での情報は専門サイトがしっかりあって新規就農者でもわかりやすい

榎本房枝農業女子/野菜ソムリエプロ

私が「スマート農業」という言葉をはじめて聞いたのは、今から10年ほど前でした。たまたま農水省の農業女子プロジェクトチームのメンバーが東京で行われる「スマート農業フォーラム」のパネル討論に登壇すると聞き、せっかく地方から出てくるのであれば、不安いっぱいで壇上にいるだろうから、首都圏にいる私が客席でエールを送ってあげようと思い参加しました。そんな理由をつけながらも自分自身、当時まったく無知だった「スマート農業」の勉強もできるかなという裏事情もあり参加したことから、スマート農業とのかかわりはスタートしました。

最初は「スマート農業って何だろう?」と思いました。私のような農業女子の間でも、当時この言葉はまだ浸透していませんでした。でも、そのフォーラムと意見交換を聞いてて「農業の機械化のことなのかな」とざっくり理解はしました。

女性や高齢者が使いやすい小型トラクター
女性や高齢者が使いやすい小型トラクター

農家の高齢化はとても深刻です。農業女子プロジェクトでも、女性や高齢者が使いやすいトラクターや軽量化された草刈り機の開発などをしてきました。さまざまな対策として、機械を取り入れるのはいいことだと思いますが、それなりに出費が必要になるので、それもまた困った問題です。本格的な機械化には大企業でないとできません。それでも現在は、各都道府県においてもかなり「スマート農業」に力を入れていて、さまざまな形の補助金も出て取り組みやすくしてくれてはいます。

そして私がいる埼玉県でも「スマート農業」はかなり推進していて、取り組み事例などがすぐにわかるような「スマート農業導入ナビ」というサイトを立ち上げています。機械などを購入する際のメーカー紹介や、勉強会、補助や支援制度などがわかるようにまとまっていますので、埼玉県内で「スマート農業」を少し考えてみようという方はぜひこちらを活用するといいです。もちろん無料です。

「ぷらっと・さいたま」ースマート農業導入ナビー

スマート農業事例発表会の様子(埼玉県内)
スマート農業事例発表会の様子(埼玉県内)

ただ私が思うのは、大型機械化ばかりが注目されているので、新規就農者などはさすがに最初からそんな取り組みは出来ないので、簡単に取り組める方法から提案するのも必要かと思っています。比較的、簡単に安価で取り組める内容もいろいろ情報がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

※この記事には個人の見解を含みます。

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農業女子/野菜ソムリエプロ

農業女子(農水省・農業女子プロジェクトメンバー)、農業内外の様々な企業とのコラボで、使いやすい商品開発をし、職業としての農業と、野菜の魅力を社会に発信中。農業女子としてメディア実績多数。農作業着など現場の意見を取り入れてもらい「ワークマン公式アンバサダー」として、商品開発あり。保有資格:野菜ソムリエプロ、調理師、フードアナリスト2級。

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