Yahoo!ニュース

今が最高、バラ300種が乱れ咲き!これはもうメルヘンの国に行くしかないでしょ【神戸市】

Hinata Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

快晴の午後、こんな日は外が気持ちいいよと両親を引っ張って須磨離宮公園まで出かけてみました。

バラがちょうど咲き時だと聞いたのですが、行ってみて驚いたのがそのバラの種類の多さ。秋にも訪れていたのですがその比ではありませんでした、とにかく圧巻です。

右を向いても左を見ても、ひたすらバラが咲いています。こんなに色んな種類のバラを一度に見ることはないのでは。バラの花は約300種あるそうですよ、驚きですね。

その中でも「春の一押しのバラ」があるのだとか。3年に1度、約10万種と言われる世界中のバラから選ばれる栄誉のバラというのが全17種あるそうなのですが(2018年時点)、そのうちのひとつが「ピエール ドゥ ロンサール」、その枝変わりした白い花をつける「ブラン ピエール ドゥ ロンサール」がこちら。

ちなみにブランは、白を意味するようですよ。丸い形の花びらが優しくて色合いもほのかで癒されますね。

お次はこのピンクのバラ「ダイアナプリンセス オブ ウェールズ」、英国のダイアナ妃に捧げられたバラなのだとか。ゴージャスです。

花、香り共にとても人気が高いそうですよ。王侯貴族などの名前を冠したコレクションは、全園で300種のうち約70種もあるのだとか。

原種系のバラやオールドローズのほとんどの品種は春しか咲かないそうなので、全てのバラを見られるのはこの期間のみとなります。

バラの色は様々。赤、ピンク、白、黄色、茜色など形も大きさも違っていて、似ているようでじっと見ているとその違いに気がつきます。

香りも、キリッとした香りや甘く優しいものまで色々ですが、バラの花は日の出とともに香り始めて午前中が最も強くなり、夕方にかけて弱くなっていくそうですよ。

まだ蕾がいっぱいついているものもありました。これから見に行っても充分間に合いそうです。

今日は日陰に入ると少し冷んやり、だけど日差しを浴びるともう暑いですね。ここは噴水が沢山あるので潤った感じがして暑くても居心地がいいです。

ベンチもあちこちにあるので、座って休憩しながらゆっくりと時間をかけて楽しむことができますよ。

レストランが園内にあるのですが、お弁当を持って来るのもありですね。私も子供の頃、お弁当を持って家族でよく来たんだよと、ここに来るたびに母が思い出話をします。

ちなみにレストランでもお弁当を販売しているので、手ぶらで行っても大丈夫。間近にバラを見ながらお花見弁当を楽しめますよ。

大きくて本格的なカメラを構えたおじさま達が大勢いました。皆さんこの季節のバラを狙っているようですね。それだけ美しい被写体のバラ達。

さて、ひとまわり見た中で、やはりここでのベストワンと言えば「茜離宮(あかねりきゅう)」ですね。

開園50周年を記念して誕生した、ここ須磨離宮公園のオリジナルのバラ。バラ専門家の藤岡友宏さんが手掛けたこのバラの朱オレンジ色は、6年かけてようやく出すことができたといいます。

交配の挑戦を始めてから10年が経つそうですよ。それぐらいに理想に近いオリジナルのバラを作り出すのは難しいようです。

昼間の何時間かを過ごしただけで、相当癒されました。これだけ沢山の花に囲まれると幸せな気持ちになれますね。皆さんもぜひ、とても心地よい季節のいま、お出かけしてみては。

須磨離宮公園HP(外部リンク)
場所:兵庫県神戸市須磨区東須磨1-1
TEL: 078-732-6688
開園時間:9時~17時
(子供の森は10時~16時)入園は閉園の30分前まで
5/11~6/2の土日は18時まで開園
休園日:木曜日(祝日の場合は開園) 
5/2は休園日、5/3~6/2は無休

<関連記事>

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

Hinata Yoshiokaの最近の記事