神戸っ子の皆さんにお知らせです。「神戸ポートタワー」が11月21日に、61歳のお誕生日を迎えましたよ。おめでとう〜！

しかもこの日は、リニューアルしてからの来場者数が27年ぶりの大台となる「40万人」を突破、素敵な記念の日にもなりました。

今日は快晴、見下ろす景色も最高です。展望5階では、12時ちょうどにお祝いのアナウンスが流れてポートタワー内がほんのりと祝福ムードに。

この日は特別に「61歳お祝いメッセージスペース」が用意され、入場者の皆さんがそれぞれにメッセージを書きみしていました。いつも思いますがホント愛されていますよね、ポートタワーって。

この日、初めてポートタワーに来たというご家族も。東京から引っ越してきて5年目だそうで、ちびっこ達から「ポートタワーおめでとう〜」と可愛い声があがっていました。

ポートタワーが還暦を超えて尚美しいのは、リニューアルしたからこそ。少しの間は布に包まれて姿が見えず、私たちはちょっと寂しい思いをしたこともありましたね。だけど、こんなに素晴らしく生まれ変わるとは。

「リニューアルきっかけでメディアで見た人たちが、懐かしく思って見に来たという人が沢山いらっしゃって」と話すのは、ポートタワー事業部部長の富田さん。

40万人達成を経ての思いを伺うと「僕らも再オープン当初はこんな風になるとは思っていなかったんですけど、今はこの先60万人を目指しています」との言葉が。

この近辺は元々住んでいる人が少ないエリアでもあり、夜は7時頃からもう人がいなくなるという雰囲気で、再オープン当初はなかなか厳しい状況だったそうです。

そんな中、リニューアルで営業が11時まで延びたこともあり、近辺のホテルで宿泊している外国人観光客の人たちなどが散歩がてらに来ることが増えてきたのだとか。

今現在は午前中は年配の方が多く、夜は11時まで遊べるのでカップルや外国人観光客、ファミリー層まで増えてきているというお話です。神戸の港の夜が少し変わりつつあるのかも知れませんね。

61年もの長い間、港に立ってずっと神戸を見守り続けてくれているポートタワー 。展望3階にある回転するカフェ＆バー「Ready go round」も、新しい表情に変わって今も現役で回転し続けています。

「ここに60年前に食事をしに来たことがあるというご夫婦が、懐かしがって来られていたというような話もよく聞くんですよ」と、富田さん。

「僕が小さい頃にここに来た時の写真を見ても、(ポートタワー内の)基本的な造りは変わらなくて、やっぱり懐かしいなと」

皆さんが昔ここに訪れて楽しかった思い出と共にあるのは、その時に眺めた神戸の風景。人々の記憶の積み重ねが今までもこの先もずっとあって、そんなノスタルジーを感じられることが、ポートタワーが神戸っ子に愛されている理由のひとつなのかも知れませんね。

「幸せの象徴であるようなランドマークでありたい」と言った富田さんの言葉が、心に残りました。

皆さんもぜひ、おめでとうと言いにポートタワーへ行ってみてくださいね。そしてまたひとつ、新しい思い出を作ってみては。

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