【多肉植物】休眠期こそ水やり!1月の水のやり方は間隔と量と天気がコツ
季節でお水のやり方が違うのご存知ですか?
そもそも多肉植物の水やりの方法って間違って広まってることもあり、園芸店やホームセンターの店員さんも実は間違ってるってことあるんですよ。
この記事では、ちゃんと知って欲しい多肉植物の水のやり方と1月の水やりのコツをお話しします。
【年間スケジュール】多肉植物の水のやり方
まず、季節別で水やりの方法を変えるのか?の疑問についてお話しします。
多肉植物には、生育期と休眠期があります。生育期は水を吸い成長し、休眠期は成長が著しく低下するため生命維持のみの水分量で大丈夫です。
一般的に春と秋は生育期、冬と夏は休眠期となります。そのほかに夏型、冬型にわけられます。
・春秋型:エケベリア、セダム、パキフィツム、ハオルチア、センペルビウム、クラッスラ
・夏型:アロエ、カランコエ、アガベ、ユーフォルビア
・冬型:アエオニウム、リトープス、コノフィツム
ホームセンターや園芸店で手軽に購入できるのは、春秋型の多肉植物。エケベリア、セダム、クラッスラなど。
お家の多肉植物は何属に分類されるのか一度チェックしてくださいね。
春秋型の水やりスケジュール
では手軽に手に入りやすい春秋型を例に、生育期と休眠期の水のやり方の年間スケジュールについてご紹介します。
- 生育期:3月下旬~6月上旬、10月上旬~12月上旬《気温15度~25度》土が完全に乾いたら、底穴から滴るほどの水量を。日当たりが良く風通しのよい場所で管理し3~5日で完全乾燥を目指す。
- 休眠期:7月下旬~9月下旬、1月上旬~3月上旬《気温30度以上、10度以下》暑い時期は日没後一晩で乾く水量かつ風のある日で翌日の気温の方が低い日。寒い時期は、鉢の3分の1程度。気温が7度以下は避ける。
上記が基本の水やりスケジュールです。あくまで基本ですので、育てたい形や環境で方法は少しずつ違います。そちらも考慮し1月の水のやり方について詳しくご紹介します。
【多肉植物】1月水やりの間隔、量、コツ
1月は休眠期にあたるため、鉢の3分の1程度で気温が7度以下の日は避けるのが基本です。
数年前まで、休眠期は成長しないため水やりは不要との考えが主流でした。本やネット検索で調べてみても、だいたいの媒体でそう記述されていました。しかし近年、多肉生産者や愛好家のSNS発信が増え新しい考えが主流となってきました。
成長期と比べ成長は低下しますが、少量の水分を吸い上げています。また、2ヵ月以上水をきると根の給水機能が低下します。成長期に移行し水を吸いあげたいのに、新根を発根しなければならず、生育に支障をきたします。
過ごしやすい時期になったぞ~!よしお水たくさん吸って大きくなるぞ~!
あれ?根っこが枯れちゃってお水吸えないよ~。
新しい根っこださなきゃ!
あっ根っこ育てるのに集中してたら成長期も後半だ!葉っぱ大きくできないよ~!
ということになります。せっかくの生育期を逃してしまいます。休眠期も半月に一度暖かい日を狙って鉢の3分の1ほどの水やりで根を刺激しましょう。
間隔がわかりずらい場合は、外側の葉で確認できます。シワシワであったり弾力がなくなったら水やりのサインです。
気温が最高10度以上の日の午前中にお水やりをしましょう。
葉挿しの水やり
霧吹きやジョーロで表面が濡れる程度のお水をやります。1~2日で乾かし少量の水やりをするを繰り返します。
完成株と比べ葉挿しは休眠期でも成長します。温かく優しい日差しの入る場所(窓際、簡易温室)で管理しましょう。ただし、夏は蒸れや焦げの心配もあります。日陰で風通しのよい場所で管理しましょう。
私は日差しの入る部屋で葉挿しを育てています。外より冬の時期の成長が早い様に感じています。
さいごに
1月の水やりについてお話ししてきました。鉢が濡れたままだと凍結して苗を枯らす原因になりますので、できるだけ早く乾くように心掛けましょう。