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【京都市】上京区『千本商店街』にある日本映画の上映館だった『千本座』跡地&京の氷屋『さわ』

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

千本座

日本映画の父と呼ばれる『牧野省三』。

牧野省三は、芝居小屋であり活動写真の上演館である「千本座」を経営していました。

千本座跡地=上京区泰童片原町です。

千本座跡地 説明書き
千本座跡地 説明書き

千本通一条上る東側の跡地に千本座跡地という説明プレートが見れます。

明治40年に牧野省三が作成した第1作目の映画を、「千本座」で公開。

真如堂での第一回作品"本能寺合戦"撮影後も,千本座は芝居小屋や活動写真の上映館として使用されました。

庶民に映画が娯楽として浸透したのは、まさに、ここ「千本座」からでした。

京の氷屋さわ

氷屋「さわ」の入り口
氷屋「さわ」の入り口

「千本座」があった場所近くには、今は、かき氷専門店「京の氷屋さわ」があります。

西陣エリアで北野天満宮や大将軍八神社などからも近く、千本商店街という歴史ある場所です。

「さわ」のオーナーである’いづみさん’に”千本座”があったことを伝えると、「まさか、この地がそんな日本映画の歴史に関わる’すごい場所’だとは!」と驚かれていました。

オープン日(開業日)2021年8月5日の新しいお店ですが、いづみさんは地元出身。

古くて新しい京都の地で、より良いもの、できるだけ京都らしさにこだわり、京都のように古くて新しい、地味においしい、そんなかき氷を、がコンセプト。

京の白みそ
京の白みそ

看板メニューはというと、「京の白みそ」、白みそ、白ごまシロップに生姜黒糖寒天などを使い、キャラメルナッツが乗った一品。

「さわ」さんを紹介してくれた地元民のとしえちゃんは、「京の白みそ」を頼んでました。

北野の天神さん前にある行列のできる人気店「とようけ屋」さんのお豆腐、そして京都ならではの白みそを使い、ふわふわかき氷にとっても合っていて美味しかったです。

器も清水焼一つ一つオーダーするほどのこだわり!

【メニュー】京の白みそ 1000円 京のおとうふ 1000円 いちご 850円 ミルクスパイス 1000円 宇治ミルク 900円 宇治しるこ 900円 ほうじ茶ミルク 850円 宇治とほうじ茶のあいがけ 900円など…

私は抹茶ミルク全部のせ(1200円)を頼みました。

アイスクリームをまずは食し、白玉を乗せ、そしてミルクをかけるとなんども違う味になり、なんども楽しめ、飽きさせません。

濃い抹茶にアイス、そして白玉が美味しい!
濃い抹茶にアイス、そして白玉が美味しい!

「いとこ一同」と書かれたオープン祝いの木が可愛く入り口に飾られてました。

旦那様と一緒に、奥さんの地元で氷屋「さわ」をオープンしたお二人は、とっても仲良し、いつ会っても朗らかな雰囲気です。

映画の発信地だった「千本座」の跡地というロケーションに不思議な縁を感じる、と仰るお二人。

「ぶどう」の氷
「ぶどう」の氷

今度は、オススメで季節限定の「ぶどう」(1100円 税込)を食べに行きたく思います♪

そして、もう一つ、新作を教えてくださいました。

『栗』のこおり
『栗』のこおり

9月21日より始めたばかりの旬の「栗」(1100円 税込み)も気になるところ♪

冬には温かいものを提供するのも考えているけど、今はまだ内緒!とのこと。

『さわ』という店名は、”娘さん4人が生まれるたびに命名候補にあがっていた名前が「さわ」だったので、5人目の子供として慈しみ育んで行こう”という深い意味があるそうです。

せっかく、『千本座』にも縁深い場所で『京の氷屋 さわ』をオープンしたのだから、千本商店街と共に、日本映画発祥の町の一つとして「高津商会」とも何か一緒に出来たらいいなぁと話してくれました。

『千本座』の当時の賑わいを想像しながら、氷を楽しめるのも「京の氷屋 さわ」ならではの楽しみ方ですね♪

京の氷屋 さわ
営業時間/11:00〜19:00
定休日/不定休
所在地/京都市上京区泰童片原町664-7

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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