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出掛ける前からジャズ気分:クリヤ・マコト多国籍ユニット"Just Music" @ヤマハ銀座スタジオ

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家

●公演概要

10月1日(火) 開場 18:30/開演 19:00

会場:銀座ヤマハ銀座スタジオ

出演:クリヤ・マコト(ピアノ)、シルヴェスター・オストロフスキー(サックス)、ピョートル・ヴォイタシック(トランペット)、エシェット・オコン・エシェット(ベース)、ニューマン・T・ベイカー(ドラム)、ゲスト:ギラ・ジルカ(ヴォーカル)

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クリヤ・マコト - シルヴェスター・オストロフスキー クインテット
クリヤ・マコト - シルヴェスター・オストロフスキー クインテット

"Just Music" クリヤ・マコト=シルヴェスター・オストロフスキー・クインテット+ギラ・ジルカ

日本、ポーランド、アメリカ、各国の個性と特色のあるパフォーマンスで好評を得ている、クリヤ・マコト主宰のジャズ・ユニットが日本初登場!

ゲストボーカルに「ギラ・ジルカ」を迎えた一夜限りのスぺシャルステージ!

出典:"Just Music" クリヤ・マコト - シルヴェスター・オストロフスキー クインテット|ヤマハ銀座スタジオ

アメリカを拠点に活動していたこともあり、ヨーロッパでも定期的にライヴを行なっているなど、まさに世界を股にかけて活躍するクリヤ・マコトが、日本とポーランド、アメリカのミュージシャンと会してライヴを行ないます。

実は先週、10月下旬に発売される予定の新作の取材でクリヤ・マコトさんに会った際、このコンサートの話題にも触れていました。ポーランドはヨーロッパのなかでも“アメリカのジャズ”が原形のまま残っている特殊な地域であること、その点は日本のジャズにも共通性が多いこと、トランペットとサックスの2管編成のサウンドは1950年代のジャズ・メッセンジャーズやクリフォード・ブラウン・クインテットを彷彿とさせるようなサウンドになるのではないかと期待していることなどを語ってくれて、「3つの国のジャズが溶け合った、懐かしくて刺激的なおもしろいサウンドになりそうなので、僕もステージに立つのがとても楽しみなんですよ」と笑っていたのが印象的でした。

ちなみに3つの国の内訳は、シルヴェスター・オストロフスキーとピョートル・ヴォイタシックがポーランドから、エシェット・オコン・エシェットとニューマン・T・ベイカーがアメリカから、クリヤ・マコトとゲスト・ヴォーカリストのギラ・ジルカが日本からという構成です。

2013-10/1@ヤマハ銀座スタジオ公演コメントbyクリヤ・マコト

♪Just Music

♪Sylwester Ostrowski Quintet- Lonesome Lover

♪クリヤ・マコト(p) X-BAR UNIT 1993.1.31-1

では、行ってきます!

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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