【小麦粉】強力粉、薄力粉は、何が違うの?どう使い分けるの?
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皆さんはお料理やお菓子作りで、小麦粉を使うことが多いと思います。
しかし、強力粉と薄力粉の違いや使い分けがよくわからないという方もいるのではないでしょうか?
どちらも小麦粉ですが、原料となる小麦の品種や粉の性質が異なります。この違いが、それぞれの粉の特性や使い方に影響を与えています。
今回は、そんな疑問にお答えして、強力粉と薄力粉の違いや使い分け方をご紹介します。
「強力粉」と「薄力粉」は何が違う?
強力粉と薄力粉の違いは、タンパク質の含有量の違いです。
日本食品標準成分表2020年版(八訂)を参照すると、強力粉のタンパク質は11.8g、薄力粉は8.3%です。
【補足】タンパク質が多い順に、強力粉、準強力粉、中力粉、薄力粉に分けられています。
小麦粉に含まれるタンパク質の「グルテニン」「グリアジン」に水を加えて練り合わせると弾力がある「グルテン」という物質に変わります。
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強力粉はグルテンが多く、薄力粉はグルテンが少ないため、それぞれ弾力に違いがあります。
強力粉は、グルテンが多いことから弾力性に富んでいます。
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そのため、パンやうどん、そばなどの麺類に向いています。また、薄力粉は、グルテンが少ないため、しっとりとした食感が特徴です。そのため、ケーキやクッキーなどのお菓子に向いています。
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小麦粉のタンパク質含有量は、小麦の品種によって決まります。小麦粉には多くの品種がありますが、強力粉は「硬質小麦」、薄力粉は「軟質小麦」に分かれます。
強力粉と薄力粉は、どう使い分ける?
強力粉と薄力粉の使い分けは、主に作りたい料理やお菓子の食感によって決めます。
まず、弾力のある食感やコシが欲しい場合は強力粉を使用します。具体的には、パンやピザ生地、うどんやそばなどの麺類に適しています。
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また、天ぷらの衣など、サクッとした食感を求める場合も強力粉がおすすめです。
一方、薄力粉は、しっとりとした食感が特徴なので、ケーキやクッキー、マフィンなどのお菓子に向いています。また、ルー作りや軽い衣をつける揚げ物にも使われます。
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ただし、どちらの粉もそれぞれの特性を活かして使い分けることが大切ですが、状況に応じて両方を混ぜて使うこともあります。
例えば、軽い食感のパンを作りたい場合、強力粉と薄力粉を半々に混ぜることで、弾力としっとり感のバランスが良い生地ができます。
まとめ
今回は、強力粉と薄力粉の違いや使い分け方についてご紹介しました。
強力粉はグルテンが多く、弾力性に富む食品に向いており、薄力粉はグルテンが少なく、しっとりとした食感のお菓子に適しています。
作りたい料理やお菓子の食感に合わせて、適切な小麦粉を使い分けることが大切です。
これからも、美味しい料理やお菓子作りのために、強力粉と薄力粉の特性を活かして使い分けてみてください。
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