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【札幌市】火曜・木曜・土曜が狙い目!「ファットリアビオ北海道」のチーズは全札幌市民に食べてほしい

羽田さえ札幌在住ライター(札幌市)

マルヤマクラス1階にあるお店などで知られる「Fattoria Bio Hokkaido(ファットリアビオ北海道)」のチーズがおいしすぎるので、工場へ取材に行ってきました。

工場と直売所があるのは札幌市白石区平和通り12丁目。

今回は取材ということで、ショップだけでなく特別に工場の様子を見学させてもらいました。

南イタリアにある農場「Fattoria Bio(ファットリアビオ)」で作られる世界最高峰のおいしいチーズを、北海道の牛乳で作りたい。南イタリア生まれのエリオ・オルサーラさんのそんな熱い思いで生まれたのが「ファットリアビオ北海道」です。

その情熱を受けてイタリアンチーズを作っているのは、オーナーのエリオさんと同じカラブリア(イタリア半島のブーツの爪先あたり)出身のチーズマスター、ジョバンニ・グラツィアーノさん。

工場内を縦横無尽に動き回り、真剣なまなざしでボッコンチーニを作っている真っ最中でした。

日本人の職人さんたちも活躍中。

厳重な衛生管理のもと、多くの工程を職人さんたちの手作業で行っています。

ブッラータがひとつひとつていねいに包まれていく様子などを見学しました。

こちらは北海道産の生乳と塩のみを使ったカチョカヴァロです。たくさん並んでいてかわいい。

フレッシュチーズのほか、ハード系のチーズも。

温度や湿度をきめ細かく管理しながら熟成させていきます。

高品質な北海道産牛乳と職人さんたちの確かな技術、おいしいチーズを作りたいという熱い思い。そのすべてが掛け合わされて、ファットリアビオ北海道のチーズが生まれます。

ひと通りの見学を終えて、工場に隣接するショップへ。

おしゃれな雰囲気だけど木のあたたかみも感じられる、心落ち着く空間です。

こちらが取材時に販売されていたチーズたちです。日本では比較的珍しいものも。

工場で見てきた通り、ファットリアビオのチーズはひとつひとつ丁寧に作られており、大量生産ではありません。ものによっては店頭分がすぐに完売してしまうこともあります。

ショップへの入荷日である火曜・木曜・土曜が、品揃えが充実していておすすめのタイミングです。

今回は購入したのは

・「モッツァレッラ」(734円)

・「リコッタフレスカ」(1,382円)

・「グラナディエゾ」(994円)

・「有機はちみつ オレンジ」(1,400円)

です。ちなみにハードタイプのグラナディエゾは量り売り。小さいものを選んだので、もっと大きなサイズのものもあります。

さて、自宅へ持ち帰っていよいよ実食!

まずはモッツァレッラです。

包丁を使わず、手でちぎるのがポイントとのこと。繊維に沿って自然にほぐれてきます。

北海道産のトマトと合わせて、定番のカプレーゼでいただきました。

弾力がありつつも、口の中で自然にほどけていきます。ちぎって食べることで、モッツアレラらしい食感をより強く楽しめる気がしました。シンプルだけどミルクの力強さも感じられる、奥深い味わいです。

最近SNSなどでよく見かける「桃モッツアレラ」も間違いないおいしさ。見た目もきれい。

オリーブオイルに粗挽きの黒こしょう、塩少々にレモン汁を加えました。(ディルを散らすのがおすすめと聞いたものの、最寄りスーパーには見当たらず断念。手に入る人はぜひ!)

続いてリコッタフレスカです。

ちゃんとザル型の容器に入っているのがうれしい。

タマネギの酢漬けとスモークサーモンを合わせて、ワインのおつまみにしてみました。

すっきりしているのに燻製の風味をしっかり受け止めてくれるリコッタチーズ、ワインが進む味です。スモークサーモンのほか、生ハムなども合いそう。

リコッタチーズは甘く仕立てても絶品です。シンプルに蜂蜜をかけていただきました。なめらかな食感にミルクの風味がふんわりと香り、すっと消えていく口溶けの良さが心地よいです。

フレッシュタイプのチーズだけでも、前菜、おつまみ、食後のスイーツなど、いろいろな味わい方で楽しめました。オムレツやサンドイッチなど、まだまだいろんな使い方ができそうです。

2013年に誕生し、今年で10周年になるファットリアビオ北海道。地産地消で楽しむ、おいしいチーズがそろっています。

札幌にこんなにおいしいチーズがあるなんて、札幌市民としてちょっと自慢したい。

今回おじゃました工場直売店のほか、札幌市内ではマルヤマクラスの1階のショップも人気です。大通地下街オーロラタウンの「きたキッチン」でも取り扱いがあります。

自宅で少しだけ特別感のあるチーズを食べたい時に、友人宅を訪ねる時の手土産に、または道外の親戚や友達への北海道のお土産としても喜ばれそう。

今回ご紹介した以外にもおいしいチーズや関連商品がたくさんあるので、ぜひショップを訪ねてみてくださいね。

「ファットリアビオ北海道」 工場直営店
所在地:札幌市白石区平和通12丁目北5番20号
営業時間:11:00〜16:00
定休日:日曜日
アクセス:札幌市営東西線「南郷13丁目駅」3番出口から徒歩14分
Webサイト:「ファットリアビオ」公式サイト(外部リンク)
Instagram:@fattoriabiohokkaido

「ファットリアビオ北海道」 マルヤマクラス店
所在地:札幌市中央区南1条西27丁目1-1 マルヤマクラス 1F
営業時間:10:00〜20:00
定休日:マルヤマクラスに準じる
アクセス:札幌市営地下鉄東西線「円山公園」駅6番出口直結

*2023年7月の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。

札幌在住ライター(札幌市)

岐阜→京都→東京→熊本に住み、現在は北海道札幌市在住のフリーライター。おいしいもの、きれいなもの、レトロなもの、ゆるいものが好きです。

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