【元住設メーカー勤務】快適に過ごしたいならつけないで!お風呂で「なくした方がいい設備」TOP3
築30年ほどの実家で約6年前に、タイル張りのお風呂からシステムバスへとリフォームをしました。元住設メーカー勤務だった筆者もプラン作りのお手伝いすることに。
意識したのは「引き算」をすること。長年の不満点をなくすことで快適にしていきました。そのなかでも、「実家の母が3年間使ってみてなくして本当によかったもの」をランキング形式で発表していきます。
【第3位】固定の棚
第3位は「固定の棚」です。掃除しにくく置けるアイテムも限られる固定の棚は撤去しました。代わりに採用したのが、マグネットタイプの収納アイテム。システムバス専用のマグネット収納アイテムを取り扱っているメーカーもあります。
持っているアイテムに合わせた収納選びをすることで、棚に収まりきれずにカウンターが散らかることがなくなりました。掃除頻度は減ったのにキレイをキープしやすくなったそうです。
【第2位】規格外の窓
第2位は「窓」です。以前は、正面左側と正面壁いっぱいに窓がありました。冬場は冷気が入ってきて極寒だったので、左正面の左側の窓をなくし、正面壁は小さくすることに。大工工事によって、そこに窓が元々ついていた場所だと分からないほど外壁も自然につくることができましたよ。おかげで冬はあたたかく、年中外からの目も気になりません。
換気や採光のために何となく窓は大きくてたくさんあった方がよいと思う人も多いよう。しかし、お風呂は夜に入ることが多いですし、専用の換気扇で24時間換気できるので、窓があることはそこまで重要ではありません。
【第1位】鏡
第1位は「鏡」です。鏡は標準プランでついていることがほとんどのため、当たり前につけるものだと思っている人も多いですが、じつはプラン依頼の段階でなくすこともできます。自分から言わない限りは標準プランとして組み込まれるのでご注意ください。
お風呂の鏡はカルキ汚れもつきやすく、使用時間が短いわりには掃除の手間がかかって管理が大変です。思い切ってなくしてあげると掃除にかかる手間や時間をゼロにすることができますよ。もしどうしても必要であれば、マグネットなどで取り外し可能なお風呂専用の鏡を単品でホームセンターなどで購入できるのでつけずに後悔する可能性は低いでしょう。
鏡をなくしたことで、マグネット棚を手の届きやすい場所にくっつけることができるという意外なメリットも発見しましたよ。
「当たり前」を見直してみるとおどろくほど快適になる
今まであるのが当たり前だった設備をあえてなくしてみることで、お手入れ手間も減りがんばらなくてもキレイをキープしやすくなります。身体をキレイにする場所はやはり衛生的でないと気分も上がらないので、お風呂のリフォームの際には、足すことよりも引くことを意識してみてはいかがでしょうか。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※記事内容は個人の感想や見解を含みます。
お風呂のNG行動については、『【元住設メーカー勤務】意外と知らない!?お風呂の寿命を縮めてしまう原因にも!お風呂でのNG行動』をご覧ください。
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