【姫路市】「自分の餃子を超える店はない」とオープン。ニンニクなしキャベツなし、食べるほどに増す味わい
イェイイェイでもなく、ウーイェイでもなく、ウェイウェイ。ウェイは中国語でもしもしの意、「w」が餃子の形に見える、パーティーのような明るさを出したい、との理由から「GYOZA weiwei」に。今年2月、姫路市魚町にオープン、餃子を中心とした店です。
1人で餃子100個はいける!
雰囲気を大切にしたバースタイル。陽気な中に、しっとりとした要素も。店名の発声で店内を表すなら、2回目の「ウェイ」は少し低めのトーンでゆっくりと「ウェイウェ~イ」という感じかしら。
カウンター8席、3人がけテーブル1卓、BGMには80~90年代のシティポップが流れています。
レシピはウェイマスターとウェイ夫人の2人で考案。「音楽でいえば、作曲が妻で編曲が自分」とマスターが説明します。
来店者の100%がオーダーするのは、やはり「餃子」。
ニンニクは不使用、キャベツの代わりに白菜を入れ、ショウガを採用。1個目を食した感想は「餃子か? いや餃子だ!」。あっさりしている。1、2、3個と食べ進めていくほどに味わいが増していきます。皮が薄いのも特徴。
マスターが「1人100個はいける!」という自信作。オープンしたきっかけの一つは「自分たちの作る餃子を超える店がない」とのことからでしたし。
タレは、酢に岡山県にある老舗の醤油を加えて、酢7醤油3の割合がいいみたい。
「すだち餃子」にハマってしまう人も急増中。
すだちの酸味と苦味が餃子とマッチ! 噛む位置で餃子パワーが強かったり、すだち色が濃かったり。タレはつけずにそのままで。つけるなら塩ね。
これがウェイ夫妻の子どもたち3人(現在小学2年と5年、中学2年)が毎日でも食べたいとリクエストする餃子か、と感心しました。
軽いテイストの台湾ビールとも合うけれど、千姫はポン酢サワーと餃子を。
本場の人も認める大鶏排
アジア料理の食べ歩きをしてきた夫人が再現したのが 台湾唐揚げ「大鶏排(ダージーパイ)」です。オリジナルの粉で仕上げた衣はザクザクッ。
来店した台湾出身者は「懐かしい。本場の味だ」と目を細めたそう。
「大鶏排」に毛沢東スパイスをかけたのが「毛沢東唐揚げ」です。辛そうだけど、そんなに辛くありません。スパイスはカリカリしていて、八角の華やかな香りが鼻をくすぐります。
1個が大きい焼売は皮がやわらかくて、シャキシャキしたタマネギと刻んだエリンギのうま味がたまらない。醤油多め、酢は少なめで。
「SYUMAI weiwei」でも十分いけるね、というくらい餃子以外もハイレベルなメニューがそろっています。
店の目印、ビル前の看板と店舗前の頭上看板の「///」を見逃さないで。
GYOZA weiwei
住所:兵庫県姫路市魚町53 MWビル1階
営業日:金、土曜
営業時間:18:30~24:00
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