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朝ドラ「エール」の裏側/『君の名は』の作者を演じる名優・北村有起哉の、あの場面

木俣冬フリーライター/インタビュアー/ノベライズ職人
「エール」主人公・裕一(窪田正孝/右)と池田(北村有起哉) 写真提供:NHK

“朝ドラ”こと連続テレビ小説「エール」(NHK総合 毎週月〜土 朝8時〜)の後半戦の立役者・池田二郎を演じる北村有起哉さん。朝ドラには「わろてんか」(2017年度後期)以来の出演になる。今回は、昭和のカリスマ劇作家・菊田一夫をモデルにした役で、主人公で、古関裕而をモデルにした古山裕一(窪田正孝)に曲を依頼し、朝ドラの原点でもあるラジオドラマ「鐘の鳴る丘」にはじまって、「君の名は」、演劇「放浪記」などたくさんの娯楽作をともに作っていく。池田が出てくるとドラマが活気づき、池田の作家としての強さが裕一を引っ張っていくように見える。裕一役の窪田さんとはドラマでも舞台でも共演経験があるので息もぴったり。「共演していると楽しくていちゃついているようになってしまう」と笑う北村さんの演技はいつものびのびと豊かで、それでいて物語を逸脱していない。むしろ世界観に強度を加える。その演技の秘密と、北村さんの見た朝ドラの裏側、父である北村和夫さんが出演していた時代(「おしん」)の朝ドラの思い出など、多岐にわたって伺った。

朝ドラ「エール」戦後、裕一(窪田正孝)と新しい演劇を作っていく池田(北村有起哉) 写真提供:NHK
朝ドラ「エール」戦後、裕一(窪田正孝)と新しい演劇を作っていく池田(北村有起哉) 写真提供:NHK

窪田正孝との共演は楽しい

北村:『エール』は、ドラマや舞台で共演してきた窪田正孝君が主演ということで、見ていたので、出演のお話を頂いたとき、即答でお引き受けしました。ただ、菊田一夫さんがモデルの役と聞いて、いささかやりづらさは感じたのも事実です。僕ら演劇人にとってはあまりにもビッグネームで、生前お会いしたことがある方もまだいらっしゃるでしょうから、そういう方の目にどう映るだろうかと。逆に開き直って、ご本人に似せることよりは、戦後に出現した新しい生命体のようになれればと思って取り組むことにしました。裕一が戦時中のショックで負のオーラをまとっていたので、そこに巻き込まれないように。彼に同情しちゃうと前に進めなくなるから、あえて強引に、ラフなくらいに接しました。ウエットにならず、カラリと、それが戦後を生き抜いた死生観だったと思うんです。いつ死んでも構わなかった人間が開き直ったときのすすまみれの強さを演じたかった。昔のディーゼル車みたいに馬力のある池田を見て、少しでも元気になっていただけたら幸いと、今こういうご時世だからこそ思っています。

――窪田さんとの共演はいかがでしたか。

北村:窪田くんとの芝居は楽しくて、はしゃぎすぎないようにすることに気を使いました(笑)。役を超えたところで、つい仲良い感じにしてしまいそうになるのですが、池田にとって あくまで“いい作品を作るために、裕一が必要”だということを念頭において演じました。

アクシデントから名作「君の名は」が生まれた

――有名な演劇人・菊田一夫さんを参考にしたことはありますか。

北村:ひげと髪型は近づけています。資料はいくつか読みまして、どういう方なのか研究したのですが、それほど資料がたくさん残っているわけでもなくて、だったら、もう振り切ってやっちゃうことにしました。衣裳は吉田照幸監督がすごく派手なものを選んでくださいました。ご本人の写真だと、ちょこんとした人に見えるんですよ。お酒もあんまりやらなさそうですし。一見ふわっとしていて、内側に何かねちっこいものをもっているのかなあという気がしましたが、そういうところを取り入れると、裕一の負のオーラに巻き込まれちゃいそうだなと思って。ただ、女性好きだったという逸話があって、直接的な場面は全然ないのですが、感じさせる場面はありまして。たとえば、『そのネクタイいいですね』と裕一に言われたとき、愛人からもらったことを感じさせるようなお芝居を、セリフで付け足したりしながら遊んでいます。派手な服やネクタイは誰が選んでいるのだろう?という含みももたせて(笑)。菊田さんをよく知った人が見ていたら、あ、そういうところを取り入れたんだとわかってくださるくらいの些細な部分ですが。

――歴史に残る作品が出てきますが、面白かったエピソードはありますか。

北村:「君の名は」が生まれたエピソードは面白かったです。アクシデントによって名作が生まれたそうで、今の感覚だと、そういうことはあり得ないけれど、戦後は、GHQが目を光らせた時代とはいえ、菊田さんは気にせず「やっちゃえ、やっちゃえ」と、ルールに囚われない人だったのでしょうね。菊田さんがNHKでやったラジオドラマ「鐘の鳴る丘」をきっかけにテレビドラマが生まれて、それが朝ドラの原点だったというのも面白いですね。菊田さんが当時GHQの要望に「そんなことできないよ」と拒否していたら、朝ドラは誕生せず、「エール」も、もしかしたらやってなかったのかなと考えると感慨深いものがあります。

演じるときは真剣にふざけたい

――“朝ドラ”に出るうえで心掛けることはありますか。

北村:子どもの頃、僕の家も8時15分(2010年までは15分開始だった)になったら朝ドラを見ていましたし、12時45分の再放送も「また見るのかよ?」っていうほどの熱心な視聴者で(笑)。僕自身が見ていたかというと、そうでもないのですが、朝ドラが身近な存在には違いありませんでした。俳優としては、やっぱりひとつのステータスですよね。地方から俳優を志して上京してきた人たちが、朝ドラや大河ドラマに出演すると、それだけで、遠く離れた親御さんは安心する。東京生まれ東京育ちの僕は、田舎の家族を喜ばせるという感覚はないですが、朝ドラはここ最近、注目されていますし、出るにあたって、気負いそうになります。そこを抑えて平常心を心がけています。平常心とは、お行儀良くかしこまるのではなく、その逆です。もっとふざけたいと思うんです。真剣にふざけるという意味ですね。台本や演出の隙間にアイデアを入れながら、芝居を思う存分楽しみたいですね。

――例えばどんなふうに真剣にふざけるのでしょうか。

北村:例えば、裕一のお見舞いに行くシーンで、ナースキャップをかぶりたいと提案したら、却下されました(笑)。たとえ、採用されなかったとしても、自由にアイデアを言い合えるような、風通しのいい雰囲気が好きなんですよ。ただ、忘れてはいけないのは、役から逸脱することはしないこと。面白ければいいと思ってやると非常に軽く見えて、作品の格も落としかねません。攻めるときこそ真剣にやるというのは、朝ドラに限らず、芝居をやるうえで心がけていることです。

ちょび髭、メガネは、モデルの菊田一夫を参考に。写真提供:NHK
ちょび髭、メガネは、モデルの菊田一夫を参考に。写真提供:NHK

「わろてんか」では小道具に工夫した

――隙間を狙って、でもあくまで役を表現するためにアイデアを加えるというところで、「わろてんか」のときに扇子を小道具で使っていました。あれは北村さんのアイデアですか。

北村:大正解です(笑)。とてもわかりやすい「見立て」です。扇子が折れるのと心がぼきっと折れることを掛けました。そこに至るまでに、落語の練習をしながら、扇子をさするクセがあることにして、どんどん摩擦ですり減っていき、ある段階で思わず折っちゃったという流れを考えて、監督に相談しました。壊れた扇子を直すのか、そのまま捨てるのか。それはすなわち彼にとっての落語そのもの。扇子ひとつで、物語が広がっていきますよね。小道具のスタッフさんには現実的にそういうこともあるかどうかも確認したうえで、折れやすいように細工してもらいました。

――小道具を使うと芝居が膨らみます。

北村  相談すると小道具さんがすごく面白がって協力してくれることがあります。「エール」でも、引っかき傷が頬にあるのを、裕一に「どうしたんですか?」と聞かれて「いや、ちょっとね」と言うシーンで、手鏡で確認するのもいいんじゃないかなと思って、小道具さんに「手鏡ないですか」とお願いして用意してもらいました。その流れで「おう、結構やられてんな」というようなセリフに変えさせてもらったりして。そうすると、カメラマンさんがぐっと寄って撮ってくれて、ワンカット増えちゃったりして(笑)。

――俳優のやる気にスタッフも乗って場面が勢いづく。

北村:そんな気はしますね。なかには的外れなときもありますけれど、「何をし始めんだ、こいつ?」というようなざわつきを現場にもたらすだけでもいいかなと思います。衣裳さんにしても、池田がサスペンダーを引っ張ってパン!と離す動きをちょっと入れるだけで喜んでくれる。喜ばれるためにやっているわけじゃないですけどね(笑)。着物なら着物、スーツならスーツの所作もあるし、サスペンダーはサスペンダーなりの、さりげない仕草があります。そういうものを発見して取り入れていくことは俳優として自然な仕事であって、それによって、衣裳や小道具が映えて、スタッフの方が喜んでくださると「ああ、良かった」と思うんですよね。

アドリブをやるうえで気をつけていること

――朝ドラや大河に限ったことではないですが、北村さんが入ると作品の空気が生き生きしていく。「わろてんか」も北村さんの回では撮影方法が全然違って見えました。

北村:いや、でも、めちゃめちゃ大変でしたよ。BK(大阪局)はむちゃ振りするんですよ。AK(東京局)は方言もないし、穏やかにやっています。

――俳優の工夫がドラマを見る楽しみになります。最近は、俳優のアドリブがネット記事でよく取り上げられますが、北村さんのお話を聞くと、俳優ひとりの力がきっかけになったとしても、脚本や演出やスタッフワーク、様々な関係性で印象的な場面が出来上がっていくものだと感じます。

北村:本来、僕はアドリブ反対派なんですよ。必ず事前に相談します。アドリブというのは、本番でふいに予定されてないことをやることで、時と場合によりますが、演劇においてはいささか品のないことと思われることもあります。世間にすこし誤解されているように思いますが、本番をやる前、リハーサルの時点で、こういうことをやってはどうかと提案して、周囲の理解を得ておくことと、本番で急にやるアドリブは違います。僕を含め、俳優たちがやっているのは前者が多いです。たとえば、村野鉄男役の中村蒼さんとラーメン屋でやりとりする場面で、池田が落ち込んでいる鉄男を励ますとき、もう一押し何か言ってあげたらいいかなと思って、リハーサルで、捨てぜりふ風なものを足させてほしいと監督のOKをもらいました(106回:「われわれには想像力ってもんがあるだろ。膨らませるのもしぼませるのもてめえ次第だ」)。本番前、カメラのセッティングを待っている間、中村さんに「ああいうセリフはどういうところで思い付くんですか」と聞かれたので「酔っぱらっているときだね」と答えました。実際、家でお酒飲みながら台本読みながら考えたんですよ。あまり目立つことを言っちゃうと中村君の芝居に影響してしまうから、可もなく不可もないものを。あくまでも、役と役との関係性の中でのセリフであって、何でもいいっていうわけではないし、波風立たない、ちょうどいい塩梅の、ちょっといいセリフを用意して、あとはどうぞ、切るなり使うなりしてくださいっていう感じでやりました。

「エール」106回 鉄男(中村蒼)と創作について語り合う池田 写真提供:NHK
「エール」106回 鉄男(中村蒼)と創作について語り合う池田 写真提供:NHK

――脚本家の書いたセリフを一字一句そのまま言う主義ではないんですか(それを心がけている人もいる)。

北村:それはないです。「それ取って」というセリフが書いてあっても、ここ(手元)にあったら「これ取って」になるでしょう。現場の状況でセリフが合わなくなってしまうときがあるから、臨機応変にやっています。

NHKは保守的な面もあるけれど……

――吉田照幸監督の演出はいかがですか。

北村: 以前、西島秀俊さんが主人公のスペシャルドラマ「マリオ AIのゆくえ」に出たとき、演出していただいたときは、物静かで、ご自分の決めたとおりに粛々と進行される方のように感じたのですが、今回は割と放任主義というか、僕のアイデアを一緒に楽しんでくれました。停滞することなく撮影が進み、飯押し(食事休憩を入れずに撮影を進める)で早く終わることもよくあります。ちなみに、池田のセリフに「新しいことを否定するのはNHKの悪い癖だ」みたいなものがあって、そこには、吉田照幸監督の思いが投影されているそうです。

どこか作り手として池田に共感するところがあるみたいですね。

――新しいことを否定するイメージがNHKにありますか。

北村:保守的なイメージもある反面、番組の編成や座組みにもよっては、懐が深かったり、パンクっぽかったりするところも僕は感じています。

「おしん」のスタジオ見学以来の朝ドラスタジオ

――「エール」では、オリンピックの前に、裕一が池田と共に演劇の世界に入っていくところも描かれます。たとえば、モデルの菊田と古関裕而の代表作「放浪記」(森光子の代表作)をどう認識していますか。

北村:正直言って、僕は「放浪記」を見て俳優志した人間ではないですが(笑)、「鐘の鳴る丘」と朝ドラと同じで、ここにつながるんだと演劇の歴史を知って面白いですよね。森光子さんという名優の黎明をつくった人物を演じるということは、どこか恐れ多いですよ。そういえば、この間、スタジオで、「麒麟がくる」に出ている佐々木蔵之介さんとばったり会ったんです。ちょびひげしている僕を見て「何の役なの?」と聞かれて、「菊田一夫ですよ」と言ったら大受けされました。「あなた、私から賞(菊田一夫賞)をもらったんですよ」と言っておきました(笑)。僕は菊田一夫賞をまだもらっていないけれど、本人をモデルにした役を演じたので賞をもらうより光栄だと感じています。井上ひさしさん役も演じたことがあるし、演劇界のレジェンドの役をやるたび、テンションが上がりますよね。

――そのうち、北村和夫さん役も演じる機会があるんじゃないですか。

北村:そんな需要ありますかね(笑)。まあ確かにどんどん声が似てきちゃっているしなあ。父が「おしん」でおしんの舅を演じていて、当時の映像を見ると、声がものすごくでかいんです。僕も声が大きくて、知らずしらずに似てきていると感じます。

――「おしん」の記憶はありますか。

北村:僕が子供の頃、「おしん」の撮影見学に行ったことがあります。なぜか僕も付いて行って、「おしん」と書いた台本を持って写った記念写真がありますよ。そこは、今、「エール」を撮影しているスタジオだったと思います。いままで僕は大河用のスタジオばかり使っていましたが、今回、はじめて朝ドラのスタジオに入って、「そういえば、昔、ここで写真撮ったっけな……」なんて懐かしく思いました。

――当時はもう俳優になろうと思っていましたか。

北村:いやいや、全然ないですよ。小学校の2年生とか3年生ぐらいでしたから。俳優をはじめたばかりの頃は「俺もいつか朝ドラ出なきゃいけないな」という気持ちもありました。「俺も、朝ドラでヒロインの相手役をやって、でもそれは、あくまでも通過点として」みたいにちょっと熱さを隠しながら(笑)。だから、今回、ほんとにいい役で出させていただいて、ありがたいです。

――改めて、北村さんにとって演劇とは。

北村:コロナ禍があって感じたのは、演劇は人間にとってすごく身近なものであるということです。誰かが笑かして、場が和やかになって、ちょっと明るく元気になることを昔から人間はやってきて、それが演劇という形になっていったと思うんです。だから、どんなにつらいことがあっても、続けていかないといけない。むしろ、僕たちが馬力のある役をやって、お客様を励ましていかなければいけないと思っています。

朝ドラのもとになったラジオドラマ、東宝の商業演劇や翻訳ミュージカル、いまの日本のエンタメの礎となった演劇界のレジェンド菊田一夫をモデルにした池田 写真提供:NHK
朝ドラのもとになったラジオドラマ、東宝の商業演劇や翻訳ミュージカル、いまの日本のエンタメの礎となった演劇界のレジェンド菊田一夫をモデルにした池田 写真提供:NHK

〜取材を終えて

北村有起哉さんには、筆者のインタビュー集「挑戦者たち〜トップアクターズルポルタージュ」で密着取材をしたことがある。そのときのエピソードで、佐々木蔵之介さんとの共演中、殺陣の場面でかつらが飛んだとき、絶妙なタイミングで芝居を止めて、かつらをかぶるようにと提案したということがあって(04年1月、新橋演舞場「おはつ」)、これはまさに絶妙なアドリブであった。そのふたりがNHKでばったり出会って、菊田一夫賞をとった佐々木と、菊田をモデルにした役をやっている北村として笑いあったと聞いて、微笑ましい気持ちになった。ちなみにこの賞は「エール」に出演している山崎育三郎と古川雄大も獲っている。北村さんが獲っているのは寺山修司賞。いつか寺山修司を演じることもあるだろうか。

話しを戻して、このように北村さんは、即興でも力を発揮するクレバーさがあるが、芝居を作り上げていく過程で、アイデアを出して、作品にしっかりした筋肉をつけていく俳優だ。巧い俳優はたいていそうであって、台本に書いていないアドリブを繰り出してすごいということよりも、芝居に肉付けして面白くする、説得力を出すという当たり前のことを的確にやっていることが尊い。今回、北村さんのその創作の過程のいくつかを聞くことができた。ちゃんと演劇を分かっている人が演劇の神様的な存在を演じてくれてよかったと思う。

コロナ禍で、ドラマも映画も演劇もたくさん休止になり「不要不急」と言われてしまうこともある。そのなかで、7月に舞台に立った北村さんは言葉にならない熱い気持ちを感じたそうだ。

「瓦礫から新しい文化が生まれる、という言葉もあって、コロナ禍を経て、いつかまた日常が戻ってくると願っていますし、この状況から新しい皮膚感をもった文化も自然と生まれるでしょう。それらと共にやっていくしかない」と言う北村さんは今秋、朗読劇にも挑んでいた。彼の今を生きる言葉は、「エール」の第1話の冒頭の、人間は音楽とともに生きてきたということとまったく同質のものと感じる。

音楽も、演劇も、その人の人生であり、生活の一部である。けっして特別なものではなく、人間の生きる道に根ざしたものとして存在したときこそ人の心を揺さぶるのだと、北村有起哉さんの芝居を見ながらしみじみ思う。

Profile

Yukiya KITAMURA

1974年、東京都生まれ。98年、舞台「春のめざめ」と映画「カンゾー先生」でデビュー。舞台と映像、幅広く活躍する。主な出演作にドラマ「トッカン 特別国税徴収官」「美食探偵 明智五郎」「パレートの誤算〜ケースワーカー殺人事件」「背徳の夜食」「セミオトコ」、映画「浅田家!」「生きちゃった」「本気のしるし」、舞台に「願いがかなうぐつぐつカクテル」「唐版風の又三郎」、「大人のけんかが終わるまで」等。NHKドラマでは「足尾から来た女」「ちかえもん」「蛍草 菜々の剣」など、大河ドラマ「義経」「江~姫たちの戦国~」「八重の桜」「西郷どん」、朝ドラは「わろてんか」「エール」。「すばらしき世界」「ヤクザと家族TheFamily」が21年公開予定。

フリーライター/インタビュアー/ノベライズ職人

角川書店(現KADOKAWA)で書籍編集、TBSドラマのウェブディレクター、映画や演劇のパンフレット編集などの経験を生かし、ドラマ、映画、演劇、アニメ、漫画など文化、芸術、娯楽に関する原稿、ノベライズなどを手がける。日本ペンクラブ会員。 著書『ネットと朝ドラ』『みんなの朝ドラ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、ノベライズ『連続テレビ小説 なつぞら』『小説嵐電』『ちょっと思い出しただけ』『大河ドラマ どうする家康』ほか、『堤幸彦  堤っ』『庵野秀明のフタリシバイ』『蜷川幸雄 身体的物語論』の企画構成、『宮村優子 アスカライソジ」構成などがある

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