準決勝進出に向け、アメリカは先頭打者から5連打で3点を先取したが…。途中経過〈WBC〉
準決勝に臨む4チームのうち、3チームはすでに決まっている。メキシコと日本は、3月20日(日本時間21日)に対戦する。一方、その前日にキューバと当たるチームは、あと数時間が経たないとわからない。
現在、アメリカとベネズエラは、準々決勝の試合を行っている。
1回表、先頭打者のムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)を皮切りに、2番のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)、3番のポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カーディナルス)、4番のノーラン・アレナード(カーディナルス)、5番のカイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)が、いずれもシングル・ヒットを記録した。
ベッツは内野安打、トラウトの一打は外野手の前に落ちるフライながら、センターを守るロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)の悪送球もあり、アメリカは計3点を挙げた。
もっとも、タッカーは二塁でアウトになり――セーフの判定がチャレンジによって覆った――その後の追加点はなし。先発投手のマーティン・ペレス(テキサス・レンジャーズ)と交代したホゼ・ルイーズ(シカゴ・ホワイトソックス)が、2人を討ち取った。
1回裏には、こちらも先頭打者のホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)がヒットを打ち、三塁フライのアンソニー・サンタンダー(ボルティモア・オリオールズ)を挟み、ルイス・アライズ(マイアミ・マーリンズ)がホームラン。その差を1点としている。
ルイーズは、2回表に、二塁打と四球で無死一、二塁のピンチを招いたが、ベッツを6-4-3の併殺打に仕留め、トラウトから三振を奪った。3回表のマウンドには、ルイス・ガルシア(アストロズ)が上がった。
これを書いている時点では、3回表が終わったところだ。スコアは3対2。まだ、準決勝に進むのがどちらになるのは、予断を許さない。
【追記】4回表、アメリカは、ベッツの犠牲フライで4点目を挙げた。
【追記】5回表、アメリカは、タッカーのホームランで5対2とした。
【追記】5回裏、ベネズエラは、無死満塁からダニエル・バード(コロラド・ロッキーズ)のワイルド・ピッチで1点。この回から登板したバードは、四球、内野安打、死球、四球で1アウトも記録できず、このイニング2度目の無死満塁から、ジェイソン・アダム(タンパベイ・レイズ)がマウンドを引き継いだ。ベネズエラは、アライズの内野ゴロとサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)の二塁打で1点ずつを挙げ、アクーニャJr.の犠牲フライで逆転に成功した。
【追記】7回表、アメリカは、2死からゴールドシュミットとアレナードの連打で一、三塁としたが、タッカーが三振を喫した。
【追記】7回裏、ベネズエラは、アライズが再びホームランを打ち、リードを2点に広げた。
【追記】8回表、アメリカは、四球、シングル・ヒット、死球で無死満塁に。そこで、トレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)がホームランを打ち、9対7とした。
【追記】9対7のまま、試合終了。