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【河内長野市】西ノ行者堂とは?由来と、ダイトレから崖の上に立つ小さな祠までの道のりを紹介します

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

金剛山地や和泉山脈上にある45キロハイキングコースのダイトレことダイヤモンドトレール上を歩く際、日本遺産「葛城修験」のスポットと重なる部分がいくつかあります。そしてその中には入っていませんが、葛城修験を開いた行者(ぎょうしゃ)こと役小角(えんのおづぬ)ゆかりのものがいくつかあります。

行者ゆかりと思われるスポットをピックアップしました。天見と石見川の間には、葛城修験の葛城二十八宿の経塚が4つあり、それとは別に「行者」と名の付くスポットがいくつかあります。行者湧水や行者杉もそのひとつです。

そしてダイトレ上に西ノ行者堂と呼ばれるスポットがあります。標高733メートル地点にあり、行者杉のところにある堂を「東ノ行者堂」と呼び、その西側にあるからこのような名前がついているようです。

東ノ行者堂
東ノ行者堂

ダイトレを歩くと大きな看板があり、ベンチなどの休憩所があるのですぐにわかるのですが、「行者堂」そのものは見つかりません。ダイトレ通り沿いにある東ノ行者堂との大きな違いです。

そのためネットの口コミなどでは「行者堂と書いてあるが、今は行者堂がない」と書いていることがあるのです。しかし、実際には「西ノ行者堂」そのものは、看板のある休憩所から少し離れたところにあります。

せっかくダイトレで西ノ行者堂前の休憩所まで来たので、少し離れたところにある「西ノ行者堂」まで行ってみることにしました。

ダイトレと比べると細いですが道はあります。

ただ斜めになっていて崖も近いので、慎重に歩きましょう。

初めて行く場合は本当にあるのか不安になりますが、もう少し歩きます。

しばらく歩くと、小さな祠のようなものが見えてきました。

あれが、西ノ行者堂です。休憩所の位置から歩いて5分もかからないところにあります。

目の前が崖になっている出っ張ったところにあります。

西ノ行者堂の横に札が置いてあります。

正面に立ったところです。西ノ行者堂は屋根を見下ろすほどの小ささで、行者杉にある東ノ行者堂よりも、はるかに小さいことがわかります。

しゃがんでみました。中にある行者の石像がはっきりと見えます。

拡大しました。ここは崖の前にあり、大人がふたりくらいまでしか立てないようなわずかなスペースしかありません。

注意しながら撮影すると昨年のお札などもありました。

今度は崖のほうを撮りました。落ちないように慎重に歩かなければと改めてめて思いました。

ということで、西ノ行者堂に行ってきました。葛城修験の経塚などには入っていないようですが、ダイトレのメインのルートからほんの少し歩くだけで到達できるので、近くをハイキングする際があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

西ノ行者堂

住所:大阪府河内長野市天見県境

アクセス:紀見峠から徒歩90分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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