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マニー・パッキャオとヨルデニス・ウガス、決戦の地に到着

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
Photo:Sean Michael Ham/TGB Promotions

 現地時間8月17日、17時30分、マニー・パッキャオとWBAウエルター級王者のヨルデニス・ウガスが4日後の試合会場であるT Mobile Arenaで顔を合わせた。

Photo:Sean Michael Ham/TGB Promotions
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 ウガスは言った。

 「(来たる)土曜日にマニー・パッキャオを破壊し、引導を渡す。その為に俺は今、ここにいる。パッキャオのような本物の伝説と戦えることを、心から光栄に思う。待ち遠しくてならないよ。

 急遽、決まった試合だが、まったく躊躇なくオファーを受けた。こんなに大きなチャンスは無いからね。自分のキャリアで非常に大きな意味を持つ勝利となるだろうな。

 今回のキャンプではファビアン・マイダナとの試合に備えながら、日々、激しく自分を追い込んでいた。相手がパッキャオに代わってからは、モチベーションが上がったよ」

 確かにウガスの表情からは、精神面の充実度が窺える。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20210812-00252031

Photo:Sean Michael Ham/TGB Promotions
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 一方のPACMANも語った。

 「また一つ、新たな世界戦で勝利することに心が躍る。誰がベルトを持っているかなど関係ない。誰と戦うかが大事だ。リングを離れていた時間は、しっかり休養できた。でも、グリーンボーイ時代のように、戦いへの気持ちが湧き上がっているんだ。どんな風に試合を構築するか、ワクワクしている。

 自分にとってボクシングは情熱だ。だからこそ、今でもファンに喜びを届けたい。そして祖国の威信も表したい。この試合に向けて、厳しい練習をこなしたことを、心から幸福に思う。私がより長くトレーニングしようとするから、周囲が抑えねばならなかった。

Photo:Sean Michael Ham/TGB Promotions
Photo:Sean Michael Ham/TGB Promotions

 これが最後のファイトとなるかもしれないし、まだ戦い続けるかもしれない。自分は12月に43歳となる。いつも『目の前の試合を全力で!』という思いでやってきた。それが世界中のファンを勇気付けることに繋がったんだ」

 網膜裂孔でキャンセルされたが、エロール・スペンス・ジュニアとの対戦が決まった頃から、パッキャオは「最後の試合になるかもしれない」と、繰り返している。

 ならば、それに相応しい熱いファイトを見せてほしい!

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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