今シーズン最大のスギ花粉飛散も…週末にかけ気温上昇のち来週は花冷え:気象予報士解説
13日は西日本や太平洋側を中心に晴れ間が広がり、16日・17日の土日にかけて次第に気温も上がっていく見通し。
雨上がりという条件も揃って、今シーズンでもっとも大量のスギ花粉が飛ぶ地域が多くなりそうです。
一方で、来週20日以降は平年を下回る低温が予想されています。
太平洋側中心に晴れ間続く
強い雨・風で荒れた天気となった昨日12日からは一転、今日13日は広い範囲で天気が回復し、週末にかけて晴れるところが多い見込みです。
ただ13日はまだ冬型の気圧配置により北風が強く吹くところが多く、日差しのぬくもりを相殺する風の冷たさとなりそう。特に東海~東北の太平洋側は強風に注意してください。
気温のピークは15日(金)~16日(土)頃で、東京や福岡で20度前後、金沢や新潟、仙台でも15度前後と、平年を上回って春本番の陽気になるでしょう(気象庁予報、13日0時時点)。
スギ花粉ピークに飛散の条件が重なる
3月に入りスギ花粉の飛散ピークを迎えている地域が多い中、今日13日から週末にかけては雨上がりや気温上昇など花粉が飛びやすい条件がさらに重なり、今シーズンで最も多くの花粉が飛ぶところも出てきそうです。
花粉症でない人も肌に花粉が付着することによって炎症を起こすことがあるため、外から帰ったら髪の毛や服についた花粉を払うようにしたり、洗顔で花粉をしっかり落としたりしましょう。
20日~24日は低温に
気象庁が昨日12日に発表した早期天候情報では、20日から24日にかけて全国の広い範囲で気温が平年を下回る見通しとなっています。
20日は春分の日つまり彼岸の中日(ちゅうにち)ですが、「暑さ寒さも彼岸まで」とはならず、お彼岸以降も寒さが続きそうです。
なお、気象会社各社の予想によると、東京や高知、福岡などでは20日前後に桜(ソメイヨシノ)の開花が見込まれていますが、開花日以降に低温が続くことによって例年よりも満開まで時間がかかりそうです。