新学期の子ども自殺防止キャンペーン記事スクラップ~生きるのがつらい子を支える教育関係者のために
◆Yahoo!、自殺防止の特設ページを開設
本日、ヤフトピを何気なく見ていたら、同じYahoo!ニュース個人オーサーの高橋暁子さんの記事がヤフトピ入りしていた。
リツイートが悩んでいる人を追い込むことも SNSで避けるべき発信と命を守る投稿は #今つらいあなたへ(2021・8・28)
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashiakiko/20210828-00255310
記事やSNSによる
ウェルテル効果(自殺報道や投稿により模倣自殺を誘発)を啓発する内容で、参考になった。
このウェルテル効果の逆に、自殺を抑制する報道・投稿の効果をパパゲーノ効果と呼ぶ。
2017年に厚生労働省が「自殺対策を推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識」を出した。
これ以降、著名人や子どもの自殺報道でも、単に自殺の報道だけでなく、自殺予防の相談機関などが合わせて出るようになった。
そして、Yahoo!は先日、2021年8月26日に、自殺予防の特設ページを開設した。
https://news.yahoo.co.jp/special/lifeline/
◆読売の自殺予防キャンペーン「#しんどいきみへ」は2019年から
この有料版記事は、新聞記事スクラップ(新聞休刊日以外は毎日)と、人事関係者・教育関係者向けの解説(不定期)の2本立てから成る。
そこで今回は教育関係者向けに、各紙の自殺予防キャンペーン記事でめぼしいものをスクラップした。
まずは読売新聞から。
読売は、自殺予防キャンペーン「STOP自殺」(2021年夏から「STOP自殺 #しんどいきみへ」)を2019年夏から展開している。
初回がAKB48の秋元才加とゴルゴ松本で、秋元は、ハーフといじめられた(母親ははフィリピン人)経験を告白。そのうえで、部活欠席を顧問に相談して救われた経験談から、「全員と仲良くしようと思うと、自分が出せずにつらくなっちゃう。もしも苦手な人がいたら、好きになろうと頑張らなくても大丈夫」とメッセージを出している。
以降も、著名人の赤裸々な体験談とアドバイス・メッセージが続く。
特にジャングルポケット・斉藤慎二(2020年7月3日)は反響が大きかったのか、8月に「斎藤さんの相談室」と題して3日連続で掲載。こちらも反響が大きかった。
記事掲載当日か、翌日にはYahoo!を含むネットに配信され、その一部はヤフトピ入りしている。
自殺予防に関連するキャンペーンでは、この読売が一番、強力であろう。今後も続けてほしい。
読売新聞
[STOP自殺 #しんどい君へ]番外編 「絶望」でも… キンタロー。さん(2021.08.24 朝刊)
[STOP自殺 #しんどい君へ]番外編 別の居場所も… 眞鍋かをりさん(2021.08.19 朝刊)
[STOP自殺 #しんどい君へ](5)人は誰しも幸せに 美輪明宏さん(2021.08.15朝刊)
[STOP自殺 #しんどい君へ](4)絶望 一生続かない 沖田×華さん(2021.08.14 朝刊)
[STOP自殺 #しんどい君へ](3)君は一人じゃない 横山裕さん( 2021.08.13朝刊)
[STOP自殺 #しんどい君へ](2)やまない雨はない ナダルさん( 2021.08.12 朝刊)
[STOP自殺 #しんどい君へ](1)人生「ケセラセラ」 城田優さん(2021.08.11 朝刊)
※以下、非公開部分となります。
読売記事の2019年~2020年のスクラップを含む4項目について、1600字の分量です。
◆読売新聞記事スクラップ(2019年~2020年)
◆毎日新聞は2021年から
◆朝日、産経、日経、東京・中日は…
◆自殺防止キャンペーンへの批判も
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