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iPad mini、米国では白が人気? Apple Store 4th streetへ行ってきた

松村太郎ジャーナリスト/iU 専任教員
美しい並木道にあるバークレーのApple Store 4th Street。

日本から遅れること16時間、Appleの本拠地、西海岸のサンフランシスコ・ベイエリアでもiPad miniが発売されました。早速、近所のApple StoreであるApple Store 4th Streetへ。日本でも同様ですが、新製品発売のタイミングで朝8時にお店を開けます。

店の前では、在庫管理の店員さんに欲しい色と容量を告げるとカードを渡してくれて、店内でアクセサリをゆっくり見ることが出来ます。支払は手が空いている店員さんに話しかければOK。日本でもおなじみですが、Apple Storeにレジはなく、店員さんが持っているiPod touchで決済してくれます。

バークレーは学生の街であり、またサンフランシスコに対するベッドタウンにもなっている街。Apple Storeがある4th Streetは学生の街と言うよりは少し大人な、オシャレなお店とグルメで賑わう雰囲気の良いショッピングストリートになっています。

先頭の人は朝5時頃から列を作り、開店時には40人ほどの行列が出来ていたそうです(僕は寝坊しました)。今回はWi-Fiモデルしか発売しないので、さほど列が伸びなかった、とは在庫管理の店員さんの話。

白が人気

iPad miniを本気で検討するも、白がない、と断念。
iPad miniを本気で検討するも、白がない、と断念。

オンラインのApple Storeでは、ブラック、ホワイト共に、納期2週間の表示が出ていますが、実際の店頭ではどうだったのでしょうか。

Apple Store 4th streetでは、開店してから1時間後の午前9時頃の在庫状況は、ホワイト&シルバーのモデルは16GB、32GBともに売り切れ。64GBも残り2台という状況です。一方ブラック&スレートモデルは、16GBモデルは残り2台でしたが、32GBモデルはあと5台、64GBモデルはあと10台(1台も売れてない?)でした。

いち早くiPadが欲しい!という人たちの買い物が一通り終わった午後10時頃からは、急に女性客が増え始めます。

Apple StoreにMacBook Proの修理にやってきた女性は、「iPadは映画を観るのに良いけれど、iPad miniは読書ね。両方必要だわ。いくらなのかしら?」と財布を開きかけたところで、店員さんに声をかけられていました。目的のジーニアス・バーの予約時間をすっぽかしてiPad miniを10分も眺めていたそうです。親切な店員さん、じつはもうちょっと放っておいた方が良かったかも知れません。

Apple Storeの向かいにあるカフェでは、御年60歳くらいの女性は、ホワイトモデルのiPad miniをApple Storeでセットアップしてもらって、カフェでコーヒーを飲みながらメールを書いているのだからすごい。話を聞いてみると「絶対ホワイト、と心に決めていたわ。だからどうしても欲しくて、ちょっと早くから並んだの」と。7時から並んで、16GBのiPad miniの最後の1台を手に入れたとのことでした。ギリギリセーフ。

ジャーナリスト/iU 専任教員

1980年東京生まれ。モバイル・ソーシャルを中心とした新しいメディアとライフスタイル・ワークスタイルの関係をテーマに取材・執筆を行う他、企業のアドバイザリーや企画を手がける。2020年よりiU 情報経営イノベーション専門職大学で、デザイン思考、ビジネスフレームワーク、ケーススタディ、クリエイティブの教鞭を執る。

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