45歳。4年前に別れた女性は24歳。僕は年の差に関係なく平等でいたい~おみおじリポート(161)~
3年間続けてきた「お見合いおじさん活動」。ちょっとサバティカルさせてください
※2023年4月5日追記:香山さんはオネット外で出会った女性と真剣交際に入りました。当然ながら、お見合い申し込みを停止しています。ご了承いただき彼の幸せを応援していただければ幸いです。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
2020年4月。コロナ禍とともに始まった新生オネット。ほぼ丸3年間が経過しました。この場でプロフィール記事を紹介した「受けオネット会員」は今日の香山智哉さん(仮名、45歳)で125人に達します。そのうち、オネットでの出会いで結婚に至ったのは9名(うち1組は受けオネット同士なので成婚数は8組)。真剣交際中は現在8名です。さらにオネット外での出会いで真剣交際もしくは結婚した人も少なくありません。僕が把握しているだけで12名はいます。5人に1人がパートナーを見つけられた、ということですね。末永く幸せに過ごしてほしいです……。
マチコ先生と話し合い、このへんでちょっとお休みをいただこうと思っています。既存のオネット会員のお世話は続けますが、新しい受けオネット会員の募集は停止。暇になった時間で次の展開をあれこれ模索するつもりです。カッコ良く言えばサバティカルですね。
最近感じているのは、「いい出会いがあれば結婚したいけれど、そのための婚活はしたくない」という人が増えていること。結婚は「しなくちゃいけないもの」ではなく、「できればしたいけれど、しなくてもいいもの」だという常識に世の中が変化しているのですね。個人が尊重される時代の当然の帰結なのだと思います。
ただし、結婚はしなくても人と人の交流とつながりは必要です。精神的な豊かさまで含めてお金で埋めるのは難しいし、できたとしても莫大な金額が要るでしょう。逆に、気軽に連絡できて、もしものときは助けを求め合える友人やご近所さんがいれば、独身一人暮らしでそれほどお金を持っていなくても楽しく健康に生きられるはずです。
コロナ禍もほぼ終息しました。今後は、僕の読者交流宴会「スナック大宮」などを全国で開催し、既婚未婚問わずにゆるくてリアルな交流を促進したいと思っています。
「必要以上に頼られることも好きじゃないし、ひとりの時間もほしい」
東京でアパレルショップの販売員をしている香山さんも、以前にスナック大宮に一度だけ来てくれました。オシャレなのに素朴な雰囲気も持ち合わせている人だった印象があります。そのときは単に楽しく飲み交わしただけですが、このたび真剣なメールをもらいました。過去の恋愛を深く反省し、「穏やかに和やかに、落ち着いたお付き合い」をして結婚もしたい、というのです。とりあえず最後となる受けオネット会員にふさわしそうです。
まずは反省の弁から。30代後半でお付き合いをしていた女性とは結婚するつもりで同棲もしていた、とのこと。なぜ別れることになってしまったのでしょうか。
「連絡なしで夜中の12時過ぎまで帰って来ないことが多くて、『連絡はしてください』と強く言ってしまいました。彼女が他の人と飲みに行くのは全然OKなのですが、何の連絡もないのは家族として心配ですから。でも、彼女には彼女の価値観と言い分があったはずなのに、絶対に自分が正しいという態度をとってしまいました」
そのときは反省する間もなく新しい彼女ができたとのこと。商業施設の同じフロアで働いていた女性です。でも、「年齢には関係なく平等でいたい。必要以上に頼られることも好きじゃないし、ひとりの時間もほしい」と思っていた香山さん。彼女からは「毎日会いたい」と言われてしまい、この人と結婚はできないと思って半年ほどで別れたそうです。
10歳以上も年下の女性と付き合っておいて「頼るな」と言うのは酷です
聞けば、彼女たちは香山さんよりそれぞれ12歳下と17歳下。コロナ禍前に別れた女性のほうはまだ24歳だったそうです。そんなに年が離れているのに「平等でいたい」と言われても……。たまらずマチコ先生が注意します。
「10歳以上も年下の女性と付き合っておいて『頼るな』と言うのは酷です。私も20代のときに経験がありますが、年上の男性との恋愛は甘やかしてもらうのが楽しくて仕方ありませんでした。いま、婚活をお手伝いする仕事をしていて思うのは、男女のマッチングはパズルみたいなものだということ。相手が求めているものと自分が求めているものが合致しなければ、良き結婚には至りません」
ぎくりとした様子の香山さん。そして、自分のことを冷静に振り返り始めました。
「僕は年下好きなわけでは決してありません。どちらかと言えば年上の女性のほうが話していて落ち着きます。知り合いからも『かかあ天下が似合う』と言われています。北関東の田舎に実家がありますが、結婚して子どもがいる長兄が近くに住んでくれているので地元に戻る必要はありません。縁があれば全国どこでも住めます」
香山さんは良くも悪くも弟キャラだと僕も思います。素直さがあって自由で若々しい一方で、頼りがいのようなものは感じないからです。多少年下であってもいいので、精神的にも経済的にも自立した大人の女性をパートナーに選ぶべきでしょう。
きっちり仕事をしているアラフォー女性と対等に支え合えばいい生活ができるはず
「オネットにはアラフォーできっちり仕事している女性がたくさんいます。楽しくお話しできて笑顔も素敵な香山さんは、そういう女性と対等に支え合えばいい生活ができるはずです!」
マチコ先生も太鼓判を押します。香山さんに紹介したい独身女性が複数、頭の中に浮かんでいる模様。ちなみに香山さんはZoom画面越しにマチコ先生の幼子をあやし始めるほど子どもが好き。シングルマザーとも出会いたい、とのこと。
「もちろん、結婚に至るかどうかはお子さんも含めた相性次第だとは思いますが……。僕自身はいい年齢なので必ず子どもができるとは思っていませんが、授かったら嬉しいです。お酒は好きですが、タバコは吸いませんしギャンブルはしません。いたって健康です。お見合いしてくれる方がいたらどうぞよろしくお願いします」
過去の恋愛に関するマチコ先生からの厳しい指摘を咀嚼し、生まれ変わったような顔でやる気を示してくれる香山さん。結婚相手さえ間違えなければ、都会でも田舎でも楽しく暮らしていけるでしょう。ちなみに僕も香山さんに紹介したい女性がいます。どっちが先にお見合いを組めるか勝負ですね。マチコ先生、サバティカル突入前に競い合いましょう!
※文中の受けオネット会員は仮名です。香山さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。