元日本代表MF中田英寿ら有名人の税関申告書が韓国で流出?「空港の税関職員が……」韓国テレビ局が報じる
韓国メディアが一斉に報じたのは、韓国の税関職員が有名人の税関申告書を流出させたというニュースだった。
韓国のテレビ局「SBS」取材班がその事実を突き止め、提供者から税関申告書の書類と写真を入手。12月1日にそのニュースを報じていた。
「SBSニュース」によれば、「サッカーの元韓国代表のアン・ジョンファン、女優のソン・ヘギョ、現代車グループのチョン・ウィソン副会長、歌手のキム・テウォン氏などの税関申告書が含まれていた」という。
さらに「元日本代表MFの中田英寿氏や在日韓国人ピアニストのヤン・バンオン氏も流出の被害を被った」と伝えている。
まさかここにきて、中田氏の名前が挙がるとは驚きだ。
記事によると、流出した申告書は2011年から15年にかけて作成されたもので、該当する人物が飛行機で韓国に入国し、空港の税関で作成し提出されたものだという。
つまり、パスポート番号、生年月日、電話番号、自宅住所などを記載する場所があるので、それらも流出したことになる。
ちなみにスポーツ紙「MKスポーツ」は「税関申告書は規定により、日にち別に分けたあと、担当部署で1カ月保管し、廃棄するようになっている。だが、回収された申告書を対照したり、確認するのは難しいため、職員が途中で隠したりした場合は、止める方法がほとんどない」と伝えている。
韓国の関税庁は「税関申告書を流出させた場合は、最大で懲役5年の実刑を受ける。経緯を調査して該当の職員を処罰する」と説明している。
いずれにしても、名前が挙がった中田氏にとっては、青天の霹靂としか言いようがなく、今後の対応が気になるところだ。