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春休みの片づけヒント!子どもの学用品の手放し方と残し方

田中ゆみこ整理収納アドバイザー/時短家事コーディネータ―

整理収納アドバイザーの田中ゆみこです。もうすぐ春休みですね。

年度末になると学校から持ち帰ってくる学用品がリビングや子ども部屋に置きっぱなしになりませんか?そのまま置きっぱなしにして新学期を迎えると「あれどこいった?」と必要なモノを探したり、慌てて足りない文具を買いに行ったり…新生活がバタついてしまいますよね。

春休みこそ、親子で片づけを身につけるチャンス!今日は、学用品の手放し方と残し方のヒントをご紹介します。

子どもの作品(工作・絵)

どんどん増えていく子どもの作品は手放すタイミングや残し方について悩むところですよね。実際、現場のお片づけサポートでも「とりあえず紙袋に全部つっこんでいるのですが、子どもの作品はどうすればよいですか?」とよく質問されます。

せっかく子どもが一生懸命作った作品、捨てるのはもったいない...と考える方も多いですが、どのように残すか?を考える前に、一度は飾ってみませんか?飾ることとで「作品を大切にしてもらった!」「お父さんやお母さんに見てもえらえた!」と子ども自身喜び、自己肯定感アップにもつながります。

展示スペースから作品がはみだしてきたら、親が勝手に処分するのではなく、残すのか処分するのか子どもと一緒に話しあいをしましょう。

立体の形のまま残しておきたいモノは箱で保管。箱で保管する場合、箱の数や箱の大きさを決めておくと、残しておきたい作品が増えるのを防げますよ。

写真をとって残すのもおススメ!筆者宅では子どもと作品を一緒に写真に収めています。私が残したいのか、子どもが残したいのかによっても残し方は変わってきます。だれが、なんのために、どのような形で残すのかを考えてくださいね。

教科書・参考書

小学生の場合は、前年度の教科書を見返すことはありません。「いつか見るかも…」と不安で残しておく方も多いですが、収納スペースを奪うだけなので処分してOKです。ただ、高学年になると、2年間にわたって使用する教科書もあります。
学校から残しておいてくださいと案内があった場合は、ぜひ手元に残してくださいね。中学受験を考えているご家庭は、受験に必要な分だけ教科書を残しておくことをおすすめします。

教科書や参考書は引き出し収納ではなく、立てて収納すると取り出しやすくて便利です。
教科書や参考書は引き出し収納ではなく、立てて収納すると取り出しやすくて便利です。

中学生、高校生の場合は、受験に備えて主な科目のみ3年間分を保管するとよいです。中学生を卒業した息子は苦手な科目の教科書だけ残していましたが、中学生以降になると本人の意思を尊重してあげることが大切です。

お便り・プリント類

学校からのお便り、宿題や塾のプリント類も教科書同様、見返すことがなければ年度末で処分してOKです。どうしても残しておきたいプリントがある場合は、ファイリングして残しましょう。

ファイルに保管、ボックスで保管などプリント類を残しておく保存方法はいろいろありますが、どこに何を残しているのか忘れないことが大切。保存方法は親子で話合って決めてくださいね。

春休みは片づけのチャンス

学用品の手放し方と残し方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?新生活に向けて、使っているモノと使っていないモノを分けて、不要なモノは手放し、必要なモノは定位置を決めてください。

親が勝手に片づけをしたり、逆に、子どもに任せっきりにするのではなく、子どもと一緒に学用品の整理をすることで、片づけの習慣は必ず身につきます。新学期、スムーズにスタートするためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

整理収納アドバイザー/時短家事コーディネータ―

無印良品やニトリ・100均が好きな、2人の男の子ママ。家族の笑顔を増やしたい!をモットーに暮らしのハードルを下げた「整理収納・時短家事」をご提案しています。オンラインお片づけサポートや講演を中心に活動。テレビ、雑誌などメディア出演多数。Instagramでは誰でも真似できるお役立ち情報を発信。著書『子どもが片づけ上手になる魔法の言葉』

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