【京都市】東山区 古都を感じれる「火除け地蔵」と花街「祇園新橋」界隈
祇園白川の祇園新橋東詰北側、「火除け地蔵」が白川に架かる祇園新橋の横に建っています。
京都には、お地蔵さまがあちこちにいらっしゃいます。平安時代の末に、旅の無事を祈り、京都の七口にお地蔵さんを安置しました。江戸時代の愛宕山の地蔵は火伏せの神であったことからも、祇園白川のお地蔵さんも火除け地蔵と言われるようになったのでは、と。
祇園新橋とは、祇園町のうち四条通の北、新橋通に沿った祇園元吉町一帯をいい、京洛の文化史にかかせない祇園発祥の地とされています。
ロケ地としても頻繁に登場する「辰巳橋」や「辰巳大明神」なども新橋にあります。
花街である祇園東にあり、高級なお茶屋が東西に整然と軒を連ねているエリアです。
インバウンドの観光客が多かった時期には、自転車で通り過ぎるのも一苦労なくらい、人が多く集っていました。
江戸末期にこの辺りは、八坂神社の修築などで栄え、祇園一帯にお茶屋が軒を並べ、茶から酒へ、そして料理を提供し歌舞伎の発展に貢献したと言われています。
日本最古の芝居小屋である「南座」が、この界隈にあるのも頷けますね。元和年間になると、幕府の公認により四条河原の東側に7つの芝居小屋が誕生したのですが、火災などで消滅後、復興が厳しく南座だけが現在も残っているそうです♪
歴史を鑑みながら花街を歩くのもいいですね♪