【京都市東山区】阿国歌舞伎と南座〜シルクロード〜
1600年代始めに、出雲阿国が京に至り、歌舞伎踊りを演じます。京都の鴨川が流れる、四条河原にて女歌舞伎の興行が行われ評判になりました。それと同時に、芝居小屋が並び始め、南座の原型ができました。
昨日、「ゼロからの祈り」シルクロードへの思い、京都南座から世界へ〜という演目に行ってきました。私のプロデュースしたホテルでのクリスマスライブイベントにご出演いただいたBati-Holicさんを通して知り合ったミホプロジェクトによるプロデュースによるものです。八坂神社の宮司さんのお話、琵琶奏者による演奏、和太鼓や踊りなど様々な演目でシルクロードと日本、そして京都の関係を見せていました。またシークレットゲストには驚かされました!(三上博史さんが突然登場!)
緞帳が降ろされた会場では、つい先日まで、京都の冬の風物詩の一つである顔見世興行が行われていました。27日夕方のこの公演では、映像や音楽をいっぱい楽しめる演目内容になってました。公演中は撮影不可でしたが、とっても不思議な体験をさせていただきました。
南座限定のお菓子やお土産もありました!
とらやさんは閉まってましたが、売店は空いてました。
演目が終わり、表からでて裏の方へ回ると、『阿国歌舞伎発祥地の碑』がありました。陣羽織を着て、腰には「ひょうたん」、右手に扇子、左手は刀を肩にかついで、当時にしては斬新な「傾(かぶ)くもの」を表現した、阿国歌舞伎。出雲から京都へと新しい文化を開花させました。シルクロードを通してやってきた文化が日本には多くあります。その点も深堀すると面白いですね♪
その阿国さんの銅像が四条河原にあります。京都へ来たなら、一度は前を通ったことがありますね。鴨川を見ながら、歌舞伎の歴史や、阿国さんのことを思いつつ祇園を歩いてみるのもいいですね。
阿国歌舞伎発祥地の碑
慶長八年(1603年)この辺り鴨河原において歌舞伎の始祖出雲の阿国が初めてかぶきをどりを披露したと伝えられております。この碑は昭和二十八年十一月吉例顔見世興行を前に歌舞伎発祥三百五十年を記念して松竹株式会社により建設されたものです。我が国が世界に誇る文化財歌舞伎を日本の至宝として末永く後世に伝えたいという願いが込められております。
碑の文字は元日本芸術院長高橋誠一郎氏の筆によります。
歌舞伎発祥四百年を記念して
平成十四年十一月吉日
南座 敬白