【速報】アジアカップの韓国代表が発表に。Jリーグからは4名、元Jリーガーも多数
来年1月に行われるサッカー・アジアカップに臨む韓国代表メンバー23名がつい先ほど発表された。
韓国は国内組とJリーグや中国リーグでプレーする選手だけで12月11日から国内合宿を行なっていたが、今回は新たに欧州組も加えて最終メンバーを発表した。
メンバーは次の通りだ。
GK
キム・スンギュ(ヴィッセル神戸)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)、チョ・ヒョヌ(大邱FC)
DF
キム・ジンス、イ・ヨン、キム・ミンジェ(以上、全北現代)、キム・ヨングォン(広州恒大)、クォン・ギョンウォン(天津権健)、キム・ムンファン(釜山アイパーク)、ホン・チョル(水原三星)、チョン・スンヒョン(鹿島アントラーズ)
MF
ソン・フンミン(トッテナム)、ファン・ヒチャン(ハンブルガーSV)、イ・ジェソン(ホルシュタイン・キール)、チョン・ウヨン(アル・サッド)、イ・チョンヨン(ボーフム)、キ・ソンヨン(ニューカッスル)、ファン・インボム(大田シチズン)、ク・ジャチョル(アウクスブルク)、ナ・サンホ(光州FC)、チュ・セジョン(牙山ムグンファ)
FW
ファン・ウィジョ(ガンバ大阪)、チ・ドンウォン(アウクスブルク)
予備登録
イ・ジンヒョン(浦項スティーラーズ)、キム・ジュンヒョン(水原三星)
(参考記事:アジアカップ韓国代表メンバー発表。Jから4人、元Jリーガーも復帰)
J移籍が噂されるロシアW杯組GKも
大きな特徴としては、ロシア・ワールドカップに出場したメンバーが中心になっていることだろう。例えば奇抜なヘアスタイルで日本でも一躍有名となり、Jリーグ進出の噂もあるGKチョ・ヒョヌだ。ソン・フンミンやファン・ヒチャン、ドイツ戦でゴールを決めたキム・ヨングォンも入った。
ロシア・ワールドカップ直後に代表引退を示唆するも「アジアカップまで」と思い留まったキ・ソンヨンも名を連ねている。
(参考記事:武藤嘉紀とキ・ソンヨン、ニューカッスルで明暗が分かれた“日韓スター選手”の現実)
思い出すのはキ・ソンヨンと同じように、アジアカップを代表ラストマッチとして位置づけて挑んだパク・チソンだ。パク・チソンはキャプテンとしてアジア制覇に挑むも、準決勝で日本と対戦し、PK戦の末に敗れた。
その日本戦でのパフォーマンスが物議を醸したキ・ソンヨンが、自身3度目のアジアカップで韓国代表としてのキャリアをどんな形で終えるかには注目が集まるところでもある。
G大阪ファン・ウィジョが予想した優勝候補
韓国がアジアカップで目指すのは59年ぶりの優勝だ。長きにわたって“アジア最強”を自認してきた韓国だが、実はアジアカップ優勝は1956年と1960年の2大会しかない。直近の成績を見ても、1992年大会から2011年大会まで6大会連続で決勝進出を逃している。
久々に決勝進出した前回の2015年大会でも開催国オーストラリアに延長戦の末に敗れて優勝できなかった。
それだけに今年9月に就任したパウロ・ベント監督への期待も大きい。
ベント体制になって韓国は3勝3分けの6戦無敗の成績を収めており、11月にはオーストラリアに引き分け、ウズキベスタンに勝ったこともあって、「アジアカップ優勝争いは韓国、日本、イランの3強の争いになる」と予想するメディアもある。
ただ、異なる見方をしている選手もいるようだ。
ガンバ大阪に所属し、今季はJリーグはもちろん、韓国代表でも大活躍して、Jリーグ・ベストイレブンと「KFA今年の選手賞」をダブル受賞したファン・ウィジョは、韓国メディア『スポーツソウル』との取材で、実際に戦った経験に基づいて、オーストラリアを優勝候補に挙げているが果たして。
(参考記事:ガンバ大阪ファン・ウィジョ、「アジアカップの優勝候補はオーストラリア」)
いずれにしても、いよいよ本格的なアジアカップ・モードに突入する韓国。12月23日にはUAEに向けて出国。現地で欧州組と合流し、年明け1月1日にはサウジアラビア代表との最終テストマッチを行って、アジアカップ本番を迎える。