【芋掘り遠足の後処理】不揃い・大量のサツマイモの保存方法と食べ方を農家さんと母で考察してみた
みなさん、こんにちは。小学生姉妹のママで、ライターのtonです。みなさんの学校・園は、お芋掘りってありますか?わが家の子どもたちが通う小学校では、1・2年生が学校の近くの畑で育てたサツマイモを収穫する、お芋掘り遠足なる行事があります。
この、収穫したお芋がなかなかクセモノで、土がたんまりついたままだったり、大きさがまちまちで、やたらと小さかったりする物も持って帰ってきて、主婦の技量を試されている気分にさえなります。
と、いうことで、今年は、子どものお芋掘り遠足に同行し、生産者さんに根掘り葉掘り聞いてきました!
掘ってきたサツマイモの保存方法
まずは、掘ってきたサツマイモをどのようにして置いておくのがいいのかについてです。
理想の保存方法
農家さん曰く、サツマイモは掘り出してからも呼吸をしているため、土はついた状態のまま数日間天日干しし、乾燥したら新聞紙に一つずつ包んで、冷暗所(冷蔵庫はNG)に置いておくと、半年くらいは保存できるのだそうです。フルーツのように、収穫してから追熟するため、1ヶ月程度寝かせておくとより甘いサツマイモになるのだとか。
ただ、お芋掘りで採ってきたサツマイモはかなり分厚めに土がついているため、洗うのにも時間がかかり、使いたい時にすぐに使えなくなってしまうことも。
台所で使いやすく、農家さんも許容できる保存方法
料理の時の使いやすさで言うと、やはりサツマイモの土はある程度落として置いておきたいですよね。「こんな感じならどうですか?」「それならこれでもいいんじゃないですか?」と農家のおじさんにうんざりされるほど聞いてみて、両者納得できる保存方法があったのでお教えします!
- 持って帰ってきてすぐに、泥などは大まかに払っておく。
- 新聞紙などに広げて乾かす。裏側が乾かないのでたまにひっくり返すのも忘れずに!
- しっかり乾いたら、一つずつを新聞紙でくるみ、段ボールに入れて保管。
ポイントは、水分が残っていると傷みやすくなるため、しっかり乾かしてから保管することと、ビニール袋などにいれて密閉してしまうのではなく、新聞紙+段ボールで保存すること。冷蔵庫に入れてしまうのも、芽が出やすくなってしまうため、良くないそうです。
ちなみに、「持って帰ってきてすぐ」に泥を払うのは、泥がカチカチに固まってからだと落としにくいため。カチカチ状態で保管しておくと、使う前に台所で洗う際、手間も時間もかかる上、排水溝が土だらけになってげんなりします。だからといって、持って帰ってすぐの時に、きれいに泥を落とそうとすると、皮に傷がつきやすくなるため長期保存が難しくなるとのことで、分厚い泥を新聞紙で落とす(払う)程度がいいようです。
掘ってきたサツマイモの使い方
続いて、子どもが掘ってきたサツマイモの使い道について、農家さんの意見も踏まえつつ、ママ友にリサーチしてみました。
皮剥き不要レシピが◎
スーパーで売られているもののように、整った形のものばかりではない、掘りたてサツマイモは、皮が剥きにくく、大きさも不揃いな場合が多いもの。皮を剥かずにそのまま使えるレシピなら、手間が省けますよ。農家さんによると、サツマイモは栄養素が多く含まれているため、子どものおやつとして取り入れるのにもいいのだとか。特に皮の部分は、栄養満点とのことなので、皮付きのまま調理するレシピがおすすめです。
子どもの満足感を満たすレシピ
子どもが「これ私が掘ってきたやつ!」と夕飯の時に自慢できるレシピにすると、普段よりも箸が進みそうですよね。いろんな具材の中の一つ、というよりは、サツマイモをメインにした一品があると、子どもも見つけやすく、お芋掘りのことを忘れてしまっている場合でも(幼児だと、お昼寝したら記憶リセット状態のことも多いため…)思い出して、喜んで食べてくれるかもしれません。ママ友たちに聞いてみたところ、一番人気だったのがサツマイモご飯で、他には、大学いもや天ぷら・スイートポテトなどが挙がっていました。
さいごに
うちの近所では、今年はサツマイモが豊作だったようで、子どものお芋掘り遠足の持ち帰り品があるのに、ご近所の方からもお裾分けでいただく機会があり、現在、サツマイモ富豪なわが家です。すぐには食べ切れなさそうなので、農家さんへのリサーチで耳にした「追熟」を試してみたいと考えています。
皆さんも、子どものお芋掘り「戦利品」をぜひ楽しんでくださいね。